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413 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2003/02/14(金) 16:14 ID:7Z4KkF7M
「アスカ、帰ってるかな?」
 エレベーターの中で、シンジはひとりつぶやいた。あの後、アスカを捜した
のだが、校内にその姿は無かった。
 目的の階数になりエレベーターが止まる。扉が開いて、シンジは歩き出した。
横目で見る眼下の眺めは、眩しい日差しに照らされている。
「まだお昼だもんね」
 たださえエヴァの訓練や実験で置いて行かれ気味の授業が、これでまた進ん
でしまうかと思うと鬱な気持ちになるが、今はそれよりもアスカの行方が気に
なる。
 自宅の玄関前にたどり着き、オープンボタンを押したシンジは首を捻った。
「あれ……ロックされてる。アスカ、いないのかな?」
 とりあえず中を確認しようと、シンジはカードキーを取り出して扉を開いた。
短い電子音がした後で、扉が横にスライドして行く――
「――っ!」
 シンジは、声にならない悲鳴を上げた。
 アスカが目の前に仁王立ちしている。
「なにしにきたのよ」
 アスカは、ぶっきらぼうに言い放った。
「な、なにしにって……アスカのことが気になって……」
「私ならここにいるわよ。おかげさまでいたって元気よ。これで満足?」
 きっぱりと言われてしまい。自分でもアスカを探して、なにがしたかったの
か分からなくなってしまう。シンジは言葉を捜しながら続けた。


414 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2003/02/14(金) 16:15 ID:7Z4KkF7M
「だから……その…謝りたくて……」
「ふっ、あんた馬鹿?」
 顔を和らげて、アスカは鼻で笑った。意味が分からず、聞き返す。
「えっ」
「なんで、あんたがあやまんのよっ!」
 シンジはアスカの怒声を正面から受けた。
「私が勝手に勝負して、勝手に負けたのよっ。それで、なんであんたがあやま
んのよ」
「それは……」
「哀れんでるつもり? あんたなんかに情けを掛けられるほど、私は落ちぶれ
ちゃいないわよ!」
 何とか言いつくろおうとするが、とりつくしまもない。
「あんた、ファーストの奴隷なんでしょ。あいつの所へ行けばいいじゃない。
せいぜい可愛がってもらうのね。今日からあんたのうじうじした顔見ないです
むかと思うと、清々するわよ」
 アスカはそこまで一気に言うと、扉を閉めてしまう。
「ちょっ、アスカッ!」
 シンジの叫び声は扉に遮られた。
 すぐに扉がロックされる。キーはあるのだから、鍵を閉められても何度だっ
て扉を開けることはできる。けれど――
 シンジは、閉められた扉と手に持っているカードキーとをしばらく交互に見
つめ、扉に背を向けた。


420 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2003/02/16(日) 15:32 ID:WVtA3BqT
 扉に背を預け見上げていた空は、いつの間にかすっかり傾いて、綺麗だがど
こか陰鬱な橙色に染まっていた。気を緩めるとわけもなく涙が出てしまいそう
な、そんな色。
 弁当を公園で食べ、本屋で時間を潰し、しばらく逡巡した後でシンジはその
場所にいた。
 うち捨てられたとしか思えない廃墟のようなマンション。実際、一時間以上
ここにいるというのに人と出くわすこともないし、声も聞こえない。生活の匂
いさえ全くしなかった。
 それはこの建物だけでなく、辺りに建つ他のマンションも同じだった。ミサ
トの話だと第三新東京市建設時に作業員達の住居として利用されていた区域ら
しい。
(綾波は、なんでこんな所に一人でいるんだろう?)
 当然のように疑問に思うが、ミステリアスなレイの雰囲気には似合っている
かもしれない。近所付き合いを親しくしている彼女の姿は、想像し難かった。
そんな取り留めもないことを考えていると――
 カツン、カツンと、階段から靴音が聞こえてくる。
 シンジは身を起こして、階段の方を注視した。
 すぐにレイが姿を見せた。彼女はシンジを見つけると、一度目をしばたかせ
たが後は無言のまま歩いてくる。
「あ、綾波、あの、僕……」
 傍らまできたレイにシンジから話しかけるが、彼女はシンジの方を見もせず
に鍵穴にキー――カードではない――を差し込み、ドアを解錠する。
 レイの態度にシンジは慌てた。学校を抜け出すときに、レイには止められて
いる。
「いきなりで、迷惑だとは、思うんだけど……」
 突然、レイが振り返る。シンジは息を飲んで、緊張に耐えた。


421 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2003/02/16(日) 16:45 ID:WVtA3BqT
 数秒、沈黙を置いてから、
「泊めて欲しいんでしょ。いいわ、入って」
 レイは中に入るよう、シンジを目で促した。
 ほっと、胸をなで下ろす。シンジは、レイがなにも聞かずに泊めてくれるこ
とに感謝した。
「う、うん、ありがとう……」
 シンジはレイの後に続いて部屋に入った。
「お邪魔します」
「少し散らかってるけど」
 レイはそう言ったが、見回した部屋の中は一般的な散らかり方とはだいぶ違
う――少なくともシンジが初めて訪れた時のミサトの部屋とは。そもそも散ら
かるほどには、物がない。パイプベット、ワンドアの冷蔵庫、テーブルに椅子
が二脚。家具と呼べる物はそれくらいだ。ただ、椅子の背に靴下が引っ掛けて
あったり、冷蔵庫の上に薬がばらまかれていたり、テーブルに汚れた包帯が転
がっていたりする。
 パチッ、と照明のスイッチが入れられる。蛍光灯が明滅し光が灯る。白色が
強く、寒々しくも思える明かりだ。
(もっと暖かい色のにすればいいのに)
 余計なお節介だと思うが考えてしまう。寒色系の明かりと暖色系の明かりで
は、たとえば料理にしても感じ方がまるで違ってしまう。
 レイの部屋は、打ちっ放しの天井や壁紙の張られていない壁に至るまで、全
てが無機質で無造作に存在しているようにシンジは見えた。
「そうだ。綾波って、あまり料理とかしないよね……よかったら、夕食、僕が
作るけど、この辺ってスーパーどこにあるのかな?」
 間を保たせようと言ってみるが、レイの言葉はシンジを突き放した。
「そんなことをするために、ここにきたわけじゃないんでしょ」
 シンジの胸の内を見透かすようにレイが言う――いや、実際見透かされてい
るのだろう。間違いなく。
「私も、そんなことのために、あなたを部屋に入れたわけじゃないわ」


424 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2003/02/17(月) 16:41 ID:OTkSQmeP
 冷淡とも感じられるレイの口調に、シンジは押し黙った。レイが自分を部屋
に招き入れた理由――それは努めて考えないようにしていたが、昨日今日の出
来事から簡単に予測できてしまいもした。
(違う……綾波は、そんなんじゃ……)
 心の中で自分の考えを否定するが、次のレイの言葉を決定的だった。
「服を脱いで」 
「な、なに言ってるの……?」
 シンジはごまかし笑いした。冗談だよね、と続けようとして、レイの目が本
気であることに気づき言えなくなってしまう。
「命令よ。服を脱いで」
 レイは繰り返した。
「なんでだよ……どうしてそんなこと言うのさ!」
 我知らずシンジは声を荒げてしまっていた。
 それに対するレイの答えは、明確だった。
「あなたは私の奴隷だからよ」
 勝負の勝者がシンジの所有者になる。それはアスカとレイが決めたことで、
シンジ自身が認めた事ではない。否定することもできなかったが。


425 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2003/02/17(月) 16:42 ID:OTkSQmeP
「僕は奴隷なんかじゃない……」
 シンジは弱々しく、うめくように言った。ここで抗えなければ、本当の
奴隷≠ノなってしまいそうな気がする。
「嫌なら出ていって」
 レイは顔色一つ変えず、シンジに告げた。
(そんな……) 
 今日は――今日だけはアスカのいる家に帰りたくなかった。逃げているだけ
なのは自覚している。明日になっても事態が好転するわけではないことも。そ
れでも存在を否定されてしまうことは嫌だった。嫌で嫌で堪らなかった。
「脱ぐの? 脱がないの?」
 レイが答えを迫る。
 大きな嫌≠回避するために小さな嫌≠受け入れる。人生にはその選
択しかない。すくなくともシンジには、他に無かった。
(しかたないよ……しかたないんだ。これまでだって、そうしてきたんだから)
 何度も言い訳して、正当化して、シンジは震える手でズボンのベルトを外し
た。


443 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2003/02/19(水) 14:34 ID:fQHh/E+N
 ズボンから足を抜いて、下を向いてレイの方を見ないようにしながら、次に
ワイシャツのボタンを一つ一つ外していく。下に着ていたTシャツも脱いで、
アスカに「なまっちろい」と表された肌が露出したところで、シンジは恐る恐
る顔を上げた。
 残っている衣服は、真っ白なブリーフと靴下だけだ。
「どうしたの? まだ残ってるわ」
「あ、綾波……」
 シンジは瞳に力を込めて必死に訴えかけたが、レイは許しの言葉をかけては
くれない。しかたなくシンジは、まずは靴下に手を掛けた。と、
「待って。靴下は脱がなくていいわ。」
 レイの意図は分からなかったが、命令に逆らうのを諦めたシンジはブリーフ
をゆっくりと脱いだ。
「ふふっ、思った通り滑稽ね。奴隷にはとても似合っているわ」
 レイは満足そうに、笑った。確かに、性器を含め全てを晒しているというの
に靴下だけきちんと履いているシンジの姿は、酷く間が抜けていて惨めだった。


444 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2003/02/19(水) 14:34 ID:fQHh/E+N
(酷いよ……こんなの…裸よりも恥ずかしいじゃないか……)
 シンジはレイを恨みに思った。羞恥のために全身が火照って朱に染まる。特
に胸の奥が熱かった。
「後ろを向いて」
 命令に従ってシンジは後ろを向いた。
「お尻も男の子とは思えないくらい綺麗よ、碇君」
 レイの言葉が背後から突き刺さる。シンジは自身の肉体の変化に気づいた。
(なっ!? なんで……?)
「いいわ、前を向いて」
 言われても、シンジはすぐに向き直れなかった。
「? もう一度言うわ。前を向いて。それともその格好のまま表に出されたい
の?」
 語気を強めてレイが言う。今のレイならば本当にそれをしかねないと思う。
それでも、シンジはレイに体を向けられなかった。変化が鎮まってくれること
をひたすら祈る。しかし、
「早くして!」
 レイに一喝されて、シンジは目を閉じて振り返った。


450 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2003/02/19(水) 16:37 ID:fQHh/E+N
 くすくすと、レイの笑い声が聞こえる。股間は手で隠しているが、きっと分
かってしまったに違いない。
「手をどけて」
 目をきつく閉じて、さらに横を向いてシンジは性器を守っていた手を離した。
「勃起してるわね」
「うぅ……」
 レイに言われるまでもなく当然知っていたが、認めたくはなかった。
(なんで、なんで膨張しちゃうんだよ……こんなの恥ずかしくて、嫌なだけな
のに……)
「目を開けて、自分のおちんちんを見て」
 目を開いて見下ろした先には、想像以上に大きく膨らんだペニスが上を向い
てそそり立っている。シンジはペニスを切り取ってしまいたいと思った。切り
取って、これは自分の思考とは全く別個のものなのだと、そう主張したかった。
「ストリップをさせられて、靴下だけの姿にされて興奮しちゃったのね」
「ち、違うよっ」
 最後の気力を振り絞って否定する。


451 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2003/02/19(水) 16:37 ID:fQHh/E+N
「違わないわ。教室でだって用具室でだって、嫌だと言いながら、あなたはお
ちんちんを大きくさせていたじゃない。碇君はマゾなのよ。変態よ」
「僕は変態なんかじゃないっ!」そう叫びたかった。しかし、マゾ、変態と呼
ばれたシンジの性器はレイの言葉を肯定するように痛いくらいに硬さを増し、
血管を浮き上がらせ、びくんびくんと脈打ちさえした。
 気がつくとシンジは涙を流していた。絶望で心が壊れてしまいそうだった。
「悲しいのね。自分がマゾで、そのことを認めなくてはいけないことが。でも
泣く必用はないわ。変態だということは、普通よりも多くの快楽を得られると
いうことなのよ」
 レイはシンジへと歩み寄り、涙を舌で舐めとった。不思議とそれで涙は止まっ
た。
 レイはいったんシンジから離れると、椅子をシンジの前に置きそれに足を組
んで座った。
「せっかく元気になったんだから、オナニーをして見せて。私が全部見てあげ
るから、おもいっきりね」


456 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2003/02/20(木) 15:31 ID:lIgBin1z
「な……」
 信じられない命令にシンジは言葉を失った。
「いつもしているんでしょ?」
「……」
 そんな質問に答えたくはなくて、シンジは黙ったままでいたが、
「答えて。どのくらいしているの?」
 レイはしつこく聞いてくる。シンジはしぶしぶと、正直に話した。
「……週に一回くらい」
「少ないわね。本当は、毎日しているんじゃないの?」
「ほ、ほんとだよ。すぐ近くにアスカやミサトさんがいるのに、そんなにでき
るわけないじゃないか」
 なおも訝しげなレイに、シンジは弁明した。自室にはいつアスカやミサトが
入ってくるかもしれないし、浴室やトイレに長くいるのも怪しまれてしまう。
使用後のティッシュの処理にさえ、シンジは気を遣っていた。
「そう。じゃあ、いつもみたいにしてみせて」
 レイに促され、シンジは半ば自棄気味に自らの陰茎を握った。ゆっくりと手
を前後に動かし始める。
(無理矢理させられたって、気持ちいいはずない……)
 理性では間違いなくそう思うのだが、ペニスをしごくたびに快楽が脳を刺激
した。自然と手の動きが早くなってしまう。


458 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2003/02/20(木) 16:30 ID:lIgBin1z
「する時は、なにをネタにしているの?」
 レイの口からネタ≠ネどという言葉が出ても、もはや驚きはない。シンジ
は手の動きを続けながら答えた。
「ケンスケから借りた写真集とか……」
 気まぐれで、シンジは遠慮したのだが強引に渡されたグラビアアイドルの写
真集を見ながら、してしまったことは確かにあった。だが実を言えば――
「それだけ? 弐号機パイロットや葛城三佐のことを思ってしているんじゃな
いの?」
 考えていたことをレイに先読みされ、ぎくりとしながらシンジは言葉を返し
た。
「えっ……う、うん…た、たまにはね……」
 口ではそう言ったが、自慰をするときはアスカやミサト、それにレイの姿を
想像してすることがほとんどだった。
「ふふっ、下着を盗って使ったりはしていないの?」
「そっ、そんなことするわけないじゃないかっ!」
 レイの発言に、シンジは手の動きも止めて叫んでいた。思った以上の大声に
シンジ自身、驚いてしまう。
 葛城家の洗濯を一手に引き受けているシンジだ。洗濯前の下着を手にとって
観察してみたい衝動に駆られたことはある。しかし、それを実行に移してしまっ
たことは天地神明に誓って無かった。
「碇君らしいわね。それなら――」
 レイは微笑し、組んでいた足を解いて立ち上がった。おもむろにスカートの
中に手をやり、
「私のを使ってもいいわ」
 ショーツを引き下ろすと、シンジの前に差し出した。


467 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2003/02/21(金) 15:44 ID:QfyPuPoB
 一瞬ならず、シンジはレイの純白の下着に目を奪われた。それに気づき慌て
て首を振る。
「い、い、いいよ」
「遠慮しなくてもいいのよ。それとも、私のじゃ嫌?」
「そ、そんなこと……ないけど」
「だったら」
 ほら、と言ってレイは下着を持った手を、さらにシンジに近づけた。
 眼の前にある薄布を見つめ、シンジは唾を飲み込んだ。それから、緩慢な動
作でそれに手を伸ばす。
(しかたないよ。これも命令だもん……)
 言い訳でしかない。いつものように他人のせいにして、自分の欲望を満たそ
うとしている。そう思う――思うが、手は止まらない。
 触れたショーツは柔らかく、彼女の体温でほのかに暖かった。
「ふふっ」
 レイは、シンジの手にショーツを握らせる。
「……」
 シンジは、それを顔の高さに引き寄せて凝視した。手が震える。いや、体全
体が微かに震えていた。
 両手を使って裏返すと、中心付近に純白の中でそこだけ違う色の筋が見つか
る。
 ちらりとレイを伺うと、
「匂いを嗅いでもいいのよ」
 彼女は、甘く囁いた。


469 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2003/02/21(金) 16:56 ID:QfyPuPoB
 シンジは理性を総動員させ、社会性と倫理観、さらにはわずかな信仰心まで
持ち出して、どうにかすんでのところで欲望を抑えた。
(だいじょうぶ……下着の匂いなんか嗅ぎたくない……こんなのただの汚れだ
もん)
 だが、レイの言葉がシンジの脆い理性を破壊する。
「迷うことはないわ。あなたは私の奴隷で、変態なんだから」
(いいの……? 僕は綾波の奴隷で変態だから、してもいいの?)
 シンジはショーツを鼻に押し付けた。すえた匂いが鼻孔を犯す。
(これが綾波の匂い……)
 呼吸する度に、体の中心が熱を帯びる。シンジは、片手でショーツを押さえ
たまま、再びペニスをしごき始めた。
「はぁ、はぁ、はぁっ」
 シンジの呼気が荒くなる。レイのショーツの匂い全てを体の中に取り込んで
しまいたかった。
「あぁっ、気持ちいいっ。気持ちいいよぉ」
 目の前にレイがいることも忘れ、シンジは悦楽の声を出した。背徳感が興奮
を加速する。汚れて墜ちていくことが心地よかった。
 かつてないほどに熱くたぎったペニスは、すぐに沸点を迎えた。
「はっ、ああっ、ああぁぁっ」
 ペニスの先端から白い欲望の塊が、勢いよく吐き出される。いくらかは間近
にいたレイのスカートにあたり、白い筋を作った。
 シンジはその場に両膝をついた。射精した後だというのに、ペニスはいっこ
うに縮まる気配がない。自慰をした後に襲われる自己嫌悪も今はなかった。
 シンジは興奮が冷めやらぬまま、陶然とした眼差しでレイを見上げた。
「もう一回ね」
 レイの命令に、シンジは喜びを覚えた。



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