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747 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/13 04:04 ID:31yLU2ph
「タヌキ寝入りは、もうお終い?」
 微笑して、ユイが言う。
「し、知ってたの……?」
「ふふ、もちろんよ。シンジはね、寝たふりをするとき一生懸命口を閉じよう
とするから、顎に小さいしわができちゃうのよ」
 母の言葉は、ほとんど耳に入ってこない。シンジは、乳房から目が離せなく
なっていた。
「どこを見てるのかしら?」
 聞かれて、ぎくりとする。意地の悪い質問だ。瞬きすらも忘れて見入ってい
たのだから、どこを見ていたかなんて分かり切っている。
「か、母さんが、そんな格好でいるから……」
 シンジは、弱々しく言い訳した。
「シンジは、こんな変≠ネ母さんは嫌い?」
 母は笑っているが、きっと浴室から追い出したことを根に持っている。言い方が嫌みだ。
「嫌いじゃないよ……」
 母の顔からも胸からも目を逸らし、自分の体を見下ろすように顔を俯かせて
答える。嫌いなわけない。むしろ好きで――だからこそ困る。
「じゃあ、好き?」
「う、うん」
 シンジは顔を赤らめて、うなづいた。
 ユイが身を乗り出してくる。
「ちゃんと言って」
 親子の情というのは、当たり前のこととして胸の内に秘めているもので、言
葉に出して確認するものではないのではないかと思うが、言葉にしなければユ
イは収まりそうもない。しかたなくシンジは顔の紅潮を濃くして、消え入りそ
うな小声で言った。
「す、好きだよ」
「え? 聞こえない。男の子でしょ。もっとはっきりと、大きな声で言いなさい」
「母さんのこと好きだよ!」
 ダメだしをされて、シンジは自棄気味に叫んだ。すーっと、腕が伸びてきて、
「私もよ、シンジ。愛してるわ」
 シンジは母の胸に強く抱きしめられていた。苦しいほどに乳房に顔を押し付けられる。

752 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/13 15:53 ID:31yLU2ph
「く、苦しいよ、母さん……」
 呻くが、ユイは放してくれない。むしろ、その力は強まった。
「ごめんなさいね。あなたを一人にしてしまって」
 胸の弾力、母の体臭、それらをむせ返るほど感じる。
「寂しかった?」
 言って、ユイが腕の力を緩めた。
 母の顔を見上げる。ちっとも寂しくなんてなかった、平気だった、そう強が
ろうかとも思った。けれど、そう言えるほど自分は成長できていない。
「うん……」
 噛みしめるように頷く。母が消えて、父に捨てられて、長い間――本当に長
い間、ずっと、ずっと、一人だった。自分の居場所なんて、どこにもなかった。
「がんばったわね。ご褒美あげなくちゃね」
 母が頭を撫でる。なぜだか無性に嬉しい。
「おっぱい触っていいわよ。ずっと見ていたんでしょ?」
「えぇっ」
 シンジは、たじろいだ。いくら母が許可してくれたからと言って、乳房を触
るだなんてできない。拒否しようと思うのだが、
「さあ」
 促されると、手が上がってしまう。どうせ今、散々顔に押し付けられたのだ
しと、言い訳まで浮かんでくる。
(触るだけ…触るだけ……変な気持ちじゃない)
 心の中でそう繰り返しながら、手の平を母の乳房に触れさせる。
「柔らかい……」
 まるで吸い付いてしまいそうだ。そっと揉んでみる。
(すごい…気持ちいい……)
 堪らない心地に、シンジはもう片方の手も乳房に伸ばしてしまっていた。夢
中で母の胸を揉みしだく。
「ふふっ」
 母の笑い声が聞こえる。
 乳房の感触を堪能したシンジは、次にその中心の突起を摘んだ。
「おませさんね、シンジは。そんなところを弄るなんて」

765 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/14 03:42 ID:cp2IpdAE
 乳首――すこし大きいだろうか――を指で転がす。こりこりと音がしそうな
触り心地だ。
「あはっ、今度は母さんが、ご褒美をもらう番よね」
「え?」
 自分が母にあげられるものなどあるだろうかと疑問に思っていると、布団が
取り去らわれてしまう。
「……っ!」
 絶句する。ユイは、ショーツもはいていない。
 ユイはシンジに背中を見せる向きで、体を跨いだ。
「あらあら、朝でもないに元気なのねえ」
 止める暇もなく、ブリーフを下ろされてしまう。そして、次の瞬間にはペニ
スが暖かく濡れた空間に飲み込まれていた。
「あっ、あぁぁっ」
 快楽に声が漏れる。母は、舌の動きとは思えぬほど巧みにペニスを刺激して
くる。
「気持ちいい、シンジ? だったら母さんのことも、気持ちよくしてね」
 母の腰が向かってきて――
「あ、うぅっ」
 顔に秘所を押し付けられてしまう。見てはいけない気がして、シンジは瞳を
閉じた。
(こ、こんなのって……)
「さあ、お願いよ」
 ユイは甘い声で囁く。けれど、
(できないよ。母さんのを…舐めるだなんて、できるわけないよ)
 そこはシンジが生まれてきた場所。神聖で、神秘的で、この世でもっとも侵
してはならない場所。
「気持ちよくしてくれないの? それじゃあ、シンジのことも気持ちよくして
あげられないわよ」
 それまで続けられていたペニスへの愛撫が、ぴたりと止んでしまう。
「うぅぅっ(そんなぁ)」
 切なさで、シンジは呻いた。自分で手を伸ばしてすることもできない。

767 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/14 04:28 ID:cp2IpdAE
 理性を総動員して必死に耐えるが、時々思い出したように亀頭に舌が這わさ
れる。
(な、生殺しなんて酷いよ……)
 さらに、
「ほら、母さんのこと気持ちよくして」
 腰が動いて、顔面に秘所が擦りつけられる。むっとした独特の匂いを感じる。
恥毛も顔に触れるが、母のそれは柔らかく不快ではなかった。
(も、もうだめ……)
 シンジは目を開けて、眼前にある肉の割れ目に舌を這わせた。
「あぁっ、そう…そうよ、シンジ」
 すると、シンジのペニスも、ユイに根本から一舐めされる。
「あぁっ」
 気持ちいい。その快感が欲しくて、また秘所を舐める。
 ペニスが刺激される。
 また舐める。
 ペニスが気持ちいい。
 快楽欲求に急かされて、だんだんと舌の動きは速く激しくなっていく。
 いつの間にかユイの秘所からは、愛液が漏れ始めていた。
「これって……濡れてるってこと?」
「そうよ、母さんが気持ちよくなってる証拠よ」
 自分の舌が、母を感じさせている。その背徳的な事実は、心を芯から興奮さ
せる。
 高まっていく快楽の中で、割れ目の上部にある突起に目が止まる。それはま
るで何かのボタンのように意味ありげに、シンジの瞳に映った。
 本能でなにかを感じて、肉の時を甘噛みする。瞬間――
「あっ! あぁーーーっ!」
 体を仰け反らせながら、ユイが享楽の叫び声を上げた。
 と、同時、シンジの顔面に、秘所から音を立てて液体が浴びせられた。

769 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/14 05:39 ID:cp2IpdAE
 びしょ濡れになったシンジは、なにが起こったのか理解できず、ただ呆然と
目をしばたかせた。
「はぁ…はぁ……始めてで潮を吹かせちゃうなんて、シンジはきっと女泣かせ
になるわね」
 ユイが向きを対面に変えて、息荒く言う。その顔が近づいて、濡れたシンジ
の顔を舌で拭った。
 掛けられた愛液の匂い、付けられた唾液の匂い。それらに包まれていると、
ますます頭がぼぉーとなってくる。
「あら、ごめんなさい。シンジは、まだ途中だったわね」
 ユイは身を引いて、腰を浮かせた。まだ直立したままのシンジのペニスに狙
いをつけて――
「なっ、だ、だめだよ、母さんっ!」
 シンジは意識を覚醒させて制止の声を叫んだが、母の腰の降下は止まらない。
 あっさりと――本当に実に簡単に、ペニスは母の秘所の中に消えてしまう。
入るのは容易だったが、
「ふふっ」
 ユイが微笑すると、膣が収縮する。

770 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/14 05:39 ID:cp2IpdAE
「あぁっ、うぅぅっ」
 ペニスが肉の壁に締め上げられる感触に、シンジはよがり声を漏らしてしま
った。
(ごめんなさい、神様。ごめんなさい、父さん。ごめん、アスカ)
 胸の内で強く謝罪する。なぜアスカにまで謝っているのか自分でも分からな
いが、謝らなくてはいけないとどこかで感じていたのだと思う。
 これは禁忌だから、すぐにやめなくてはいけない。けれど、体の上でユイが
身を踊らせると、シンジは快感に震えてしまう。
「シンジ、気持ちいいでしょ、母さんの中?」
 母が腰を動かして、ペニスを刺激する。
(僕は悪くない……)
 悪いのは母さん。
(僕は変じゃない……)
 変なのは母さん。
 そう思うのは簡単だ。けれど、自分を誤魔化せない。
 なぜなら自分は、母の動きに合わせて腰を突き動かしてしまっている。
(悪いのは僕……変なのは僕……?)
 その罪悪感さえ、快楽の渦の中では媚薬ように作用する。

785 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/14 16:06 ID:EAxIuEXU
「あうぅ、あぁぁっ」
 恥ずかしい嬌声が、シンジの声から漏れた。人にとって耐えられないのは痛
みではなく、快楽だと思い知る。
「あぁっ、出ちゃう、出ちゃうよぉ」
 絶頂を間近に感じて訴えるが、
「いいわ、出しさない。あなたの生まれた場所に、あなたの精を」
 驚いたことに母は事も無げに、告げてくる。
「そんな――あぁ、あぁぁぁぁっ!」
 逃れようともがくが、膣内がきつく締まりシンジは射精してしまう。
「あぁ、出てる……精液が…母さんの中に……」
 快楽と罪悪が入り交じって、心を根底から乱していく。
(なんてことしちゃったんだろ……母さんと、セ、セックスして、中に出しち
ゃうなんて……)
 タブーを犯した罪の意識に、目の前が暗くなりかける。しかし、
「ふふっ」
 シンジに跨り微笑するユイの裸体は艶やかで、あまりに魅力的で――母では
なく女の肉体だった。その姿を見上げていると、
「? シンジったら」
 射精して一度萎えたペニスが、また大きさを取り戻してしまう。

786 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/14 16:06 ID:EAxIuEXU
「まだしたいの?」
 母の問いに、シンジは――無意識と意識の狭間で――返事をする代わりに腰
を突き上げた。

 二度目の性交が終わって、シンジは狭いベットの中でユイと身を寄せ合いな
がら横になっていた。ふたりとも全裸だ。
 もう眠っているユイの顔を見る。
「母さん……」
 つぶやいて、シンジはユイの胸に顔を埋めた。
 先ほどまで女として満たしてくれていたユイに、今は母としての温もりを欲
する。酷く勝手だと思う。
(なんでなの、母さん?)
 なぜ母は自分に性行為を行うのだろう。愛してくれていて、彼女にとって母
性愛と性愛は等価なのだろうか。それとも――あまりというか、絶対に考えた
くないのだが、ただ淫らなだけなのだろうか。案外なにも考えていないという
のは、ありそうだったが。
「分からない……。けど、今は母さんでいて」
 そう願って、母の胸の中でシンジは眠りを迎えた。


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