12 :名無しさん@ピンキー :03/04/06 16:04 ID:074DveKj
 学校から帰るとシンジ君は酷く怯えた表情で、クローゼットの中で震えてい
た。
 なぜだろう?
 理由はすぐに分かった。床に染みができている。それに鼻につくアンモニア
の臭い。
「大声を出したりしたら、だめですよ」
 口枷を外すために、シンジ君にお願いする。彼は震えるばかりで、反応を見
せてくれない。
 私は、さらに念を押した。シンジ君の目をじっと見つめて。
「だめですよ」
 こくこくと、シンジ君は短く何度も頷く。
 私は口枷を外した。
「ご、ごめん……」
 シンジ君は口の周りによだれを垂らしながら、喘ぐように言った。
「粗相しちゃったんですね。だいじょうぶ、怒ったりしませんよ」
 私は、シンジ君を安心させるために笑顔を作った。
「そ、それで……」
 言いづらそうに口ごもる、シンジ君。
「あぁ、またしたくなっちゃったんですね。おしっこ」
 私が代わりにはっきり言ってあげると、シンジ君は顔を真っ赤にした。
「うん……もう、我慢できない……」
「分かりました。ちょっと待ってて下さい」
「え?」
 戸惑うシンジ君を残して、台所へいく。
 持って帰ってきた物を見て、シンジ君は困惑の色を深くした。
「これにしてください」
 シンジ君の前に銀色のボウルを置く。

13 :名無しさん@ピンキー :03/04/06 16:04 ID:074DveKj
「な、なに言ってるの……? トイレにいかせてよ」
「だめです。この部屋から一歩も出ないって、約束しましたよね」
「そ、そんな……」
「ほら、早くしないとまた漏らしてしまいますよ」
 私はシンジ君を、股を開いた格好でしゃがませた。手は後ろ手に拘束してあ
るので使うことはできない。
「できないよ……。こんな恥ずかしい格好で、見られながらなんて、できるわ
けないよ……」
「恥ずかしがる必要なんてありませんよ。私はシンジ君の全てが見たいんです
から。そうして、全て受け入れてあげますから」
 シンジ君はしばらく呻きながら耐えていたが、やはり限界だったのか、おち
んちんが震えておしっこを出し始めた。
「あはっ」
 ボウルにおしっこの当たる派手な音が、部屋に響く。
 シンジ君はこぼさないように、必死におちんちんの位置を調整している。可
愛らしい。
 放出が終わると、ボウルには薄黄色の液体がたっぷりと溜まっていた。
「たくさん出しましたね」
 おしっこしたままの格好で苦しそうなシンジ君を、座らせてあげる。
「あの……お水が欲しいんだけど……」
 シンジ君が遠慮がちに言ってくる。
「出したばかりで、今度は入れたいんですか?」
 朝からなにも口にしていないから無理もない。
「だったら、これ∴んでみます?」
 私はシンジ君のおしっこの入ったボウルを、彼に見せつけた。
 シンジ君の顔色が真っ青になる。
「ふふっ、冗談ですよ。笑ってください」
 私はおかしくて笑ったけれど、シンジ君はちっとも笑ってくれなかった。
24 :名無しさん@ピンキー :03/04/07 16:53 ID:5eL+ofks
 日曜日。今日は、一日中シンジといられる。なんて幸せなんだろう。
 この部屋で一緒に過ごすようになってから数日で、シンジもだいぶ私の気持
ちを理解してくれたみたいだ。
「おはよう、シンジ」
 私はシンジに挨拶して、拘束を外してあげた。眠るときと、私が部屋が出る
とき以外は手足を自由にしてあげている。抵抗なんてされない。
 きれいな体をいつでも見ていたいから、ずっと裸でいてもらっている。代わ
りに付けた赤い首輪が、とっても似合っている。
「お、おはよう……山岸…さん……」
 彼はまだ、照れがあるみたい。
「もう、そんな他人行儀な呼び方しなくていいんですよ」
 けれど私が微笑んであげると、すぐに素直になってくれる。
「うぅ……おはよう…マユミ……」
 私は満足して、シリアルにミルクを注いだ物をシンジの前に差し出した。容
器はピンク色の犬用の物。
「……いただきます」
 シンジは四つんばいで身を屈めて、食べ始める。舌を必死で動かしているの
が可愛い。一日中見ていても飽きないと思う。
 うん、今日は一日シンジを見て過ごそう。一瞬も目を離さずに。
 けれど、私の思いはインターホンの音に邪魔されてしまった。
 食事の途中で可哀想だけど、シンジをまた拘束して玄関に向かう。

25 :名無しさん@ピンキー :03/04/07 16:53 ID:5eL+ofks
 なにかの集金か配達だろうか。いずれにせよ邪魔者だ。すぐに用件をすませ
て追い返そう。
 私は胸中で毒づきながら、顔だけは穏やかさを装い玄関の扉を開けた。
「はーい」
「こんにちは、はじめまして」
 見ると二十代後半くらいのなんだか軽そうな女性と、その後ろに二十代半ば
くらいの眼鏡を掛けた男性がいる。
「どちらさまですか?」
 見覚えはないし、集金の類とも思えない。
「あぁ、えっと……あれ、名刺、ポケットに入れてたと思ったんだけど……ご
めん、ちょっと待ってね」
 女性は、体のあちこちをまさぐりだした。ずいぶんとしまりのない人だ。初
対面で馬鹿にされてるみたいで不愉快。
「葛城さん……どうぞ」
 彼女の部下らしい男性が、彼女に名刺を渡す。ずいぶんと用意がいい。いつ
ものことなのだろう。私は、その男性に同情した。
「あら、気が利くわね、日向君」
 女性は、悪びれる様子もなくあっけらかんと笑顔で名刺を受け取って、私に
差し出した。
「特務機関ネルフ、作戦部部長、葛城ミサト……」
 読んでみて、私は心臓が跳ね上がりそうになった。
43 :名無しさん@ピンキー :03/04/09 03:52 ID:RLVUULo9
「父なら留守ですけど……」
 私は内心の動揺を極力抑えて、口にした。義父は国連の技術者だ。今はネル
フに出向している。だから、ネルフの関係者がきたら、父に用があると思うの
が普通。これでいい。
「ううん、今日はお父さんじゃなくて貴方に用があるの。ネルフとして、とい
うよりもシンジ君の保護者としてね」
 わ、私に!? もしかしてばれているの?
 私は、ぐらつきそうになる足に力を入れて耐えた。だいじょうぶ。シンジ君
を家に入れたのは誰にも見られなかった。もし見られていたとしても、あのと
きの格好じゃ誰も男の子だなんて思わない。
 それにばれているなら、すぐに私の部屋に押し入ってきているはず
「シンジ君のことですか……?」
「ええ」
 ミサトという女性は笑顔で、真意は読みとれない。
「たしか、ネルフの研修で四、五日くらい前から休んでますよね」
 学校では、そういうことになっている。だから私もそれに話を合わせなけれ
ばいけない。私は、余計なことを言わないように慎重に言葉を選んだ。
「そのことなんだけど、実はシンちゃん行方不明になっちゃってるのよ」
「行方不明……。本当ですか?」
 大げさにならない程度に驚いてみせる。
「ええ、全力で探しているのだけど手掛かりが少なくてね。クラスのみんなに
聞いて回ってるってわけ。なにか心当たり無いかしら? 変わった様子があっ
たとか、どんな些細なことでもいいの」

44 :名無しさん@ピンキー :03/04/09 03:53 ID:RLVUULo9
 なんだ、なにも分かってないんじゃない。私は拍子抜けした。
「いいえ、私は転校してきて間もないですし……特に思い当たらないです」
「そう? 最近、仲がいいって聞いたのだけれど」
 ぎくりとした。さすがに、そのくらいのことは調べているんだ。あまりにあっ
さり答えすぎて、返って怪しまれたかもしれない。
「そ、そうですね。私も碇君も本が好きで……話が合いましたから」
 ネルフの女性は、じっと私を見つめている。私は耐えきれずに視線を泳がせ
た。さらに悪いことに、
 ごとっ。
 と、階上で物音がした。シンジが体を壁にぶつけるか、なにかしたに違いな
い。
 だめだ。ばれちゃう。このままじゃ、ばれちゃう。もう、ばれちゃう。そう
したらシンジと離ればなれだ。もう会えないかもしれない。嫌だ。そんなのは
絶対に嫌だ。
「音がしたみたいだけど、誰かいるの? たしかお父さんと二人暮らしよね」
 女性は天井を見上げて言う。明らかに怪しんでいる。
 私は覚悟を決めた。
「子犬がいるんです。雄なんで、ときどき噛まれたり吠えられたりするんです
けど、とってもかわいいですよ」
「へぇ、私も犬好きよ。でも、躾はちゃんとしないといけないわね。小さい頃
が肝心よ」
「ええ、私もそう思います。可哀想だけど厳しく躾て、それから――めいっぱ
い愛してあげようと思います。よかったらご覧になりますか?」

45 :名無しさん@ピンキー :03/04/09 03:53 ID:RLVUULo9
「いえ、残念だけど遠慮しておくわ。こんなときだしね。せっかくの日曜なの
に邪魔しちゃったわね」
「そんな、私の方こそ力になれなくて、すみません。碇君、早く見つかるとい
いですね」
「そうね。じゃ」
 二人が出ていって、私は玄関の扉を閉めた。
「しっかし、どこいっちゃったんでしょうね、シンジ君。保安部の連中泣いて
ますよ」
「肝心なときにこれじゃあ、職務怠慢って言われてもしかたないでしょ」
「やっぱ戦自っすかね」
「まっさか、いくらネルフを目の敵にしてても、そんな馬鹿なことするはずな
いわ。メリットもないし。それならよっぽど身内の方が怪しいわよ」
「委員会に、ゼーレですか。たしかに、ありそうですね」
 ドアを開ける音。閉める音。エンジンが掛かって、その音が完全に聞こえな
くなってから、私はその場に座り込んだ。
「はっ、ははぁっ」
 おかしかった。勝手に笑い声が出てしまうくらい。ギャンブルで勝ったとき
というのは、こういう気分なのだろうか。
 そう、私は勝った。シンジを守りきった。運命が、私に味方しているに違い
ない。
 愉快だった。心底愉快だった。
 私は床を手で叩きながら、哄笑を上げ続けた。
53 :名無しさん@ピンキー :03/04/09 15:10 ID:lYRlXdvO
 部屋に戻るとシンジは、がだかだと身を震わせていた。自分でも悪いことを
したと分かっているみたい。
 私は怒ったりしない。シンジは、こうして私のもとにいてくれるのだから。
 けど、躾はきちんとしなくちゃいけない。シンジのためにも。
 シンジを膝の上に乗せると、震えが直に伝わってくる。こんなに怯えて可哀
想。
 早くその罪の意識を取り去ってあげよう。罰を与えることで。
「反省してくださいね」
 平手を振り上げて、シンジのお尻に力一杯振り下ろす。
 パッン、と小気味のいい音がして、シンジが悲鳴を上げる。
「憎くて叩くんじゃありませんよ。シンジが愛しいから叩くんです」
 もう一度。
 さらに、もう一度。
 パッン、パッンとシンジのお尻を太鼓みたいに叩き続ける。
 その叩き心地、呻き声の心地よさに、ほんのすこし度が過ぎたみたい。
 気づくとシンジのお尻は真っ赤に腫れ上がり、瞳からは涙が零れていた。
「反省してくれましたか?」
 口枷を外してあげると、
「ごめん…ごめんなさい……もうしない…しないから、許して……」
 シンジは素直に謝ってくれる。もちろん、私は許してあげる。でもその前に、
「じゃあ、どうすればいいのか分かりますね」
 反省を態度でも見せてもらわなくちゃ。
「う、うん……」
 手枷を外して、シンジを立たせる。

54 :名無しさん@ピンキー :03/04/09 15:11 ID:lYRlXdvO
「何回……?」
「そうですね。素直だから、三十回でいいです」
「三十回……。うん、分かった」
 私が答えるとシンジは頷いて、自分のおちんちんを平手で叩いた。これが私
の教えた反省のしかた。
「ほら、ちゃんと数を数えながらじゃないとだめですよ。もう一度、始めから」
「あ、うん……一回」
 数を数えながら、おちんちんを叩く。素直で可愛い。
 渾身の力を込めているはずだ。でないと意味がない。証拠にシンジの顔は叩
くごとに、苦痛に歪む。
「十回……うぅ」
 十回目くらいから、シンジのおちんちんは変化を見せ始めた。ふふっ、大き
くなってる。
「二十一……うまく叩けないよ……」
「だめですよ、力を抜いちゃ。思い切り叩いてください」
 二十回を越えた頃には、完全に勃起していた。たしかにお腹に着くくらい上
を向いてしまい、叩きづらそうだ。でもシンジは健気に、それを叩く。その度
におちんちんが、上下に派手に震えて私の目を楽しませてくれた。
「三十っ」
 反省が終わると、おちんちんははち切れんばかりになっていた。
「よくできましたね。もう、悪いことはしちゃだめですよ」
 シンジの頭を撫でてあげる。
「うん……」
「それから、ちゃんと反省できたご褒美です」
 私は跪いて、シンジのおちんちんに口を付けた。
60 :名無しさん@ピンキー :03/04/10 15:57 ID:E6xDCwy5
 熱い。シンジのおちんちん。
 亀頭を丸ごと頬張って、その感触を楽しむ。
 手では陰茎を擦って、もう片方で睾丸を揉んであげる。シンジは睾丸を強く、
掴まれるのが好きみたい。握っていると小刻みに体が震えるのが分かる。ふふっ、
震えちゃうくらい気持ちいいんだ。思い切り握ってあげるね。
「うぅ、あぁぁっ」
 裏筋に舌を這わせると、シンジは切なそうな声を上げた。とっても敏感なと
ころだもんね。
 もっと感じるところを責めてあげる。私は亀頭の先――尿道口を、舌を差し
入れるようにして擦った。最初は痛がったけれど、今ではこれをするとシンジ
はすぐに、
「だめっ。出ちゃうよ……」
 ほら、射精してしまう。
「まだですよ。私がちゃんとくわえてから」
 おちんちんを、できる限り奧まで飲み込む。シンジの精液は一滴だって逃し
たくない。
 目で出してもいい合図を送り、とどめに陰茎を擦り上げてあげると、シンジ
はすぐに精液を噴出させた。
 口の中でおちんちんが跳ねる。喉に精液がぶつかるのが分かった。
 射精が終わってもすぐには口を離さずに、おちんちんを吸う。こうすると先
に残っていた精液を味わえる。シンジもいったばかりですごく敏感だから、堪
らなく気持ちいいみたい。
 私が満足するまでおちんちんを吸い尽くすと、そのころにはおちんちんはま
た勃起している。嬉しい。私にこんなに感じて、欲情してくれるシンジが何も
のにも代え難く愛しい。
 今度はおまんこで、愛してあげよう。
 私はシンジを寝かせて、その上に跨った。
 今日は日曜、時間はいくらでもある。シンジの精液を全てこの身に受け入れ
てしまいたい。
84 :名無しさん@ピンキー :03/04/11 05:53 ID:uQas4n1L
 シンジのおちんちんを私のおまんこに入れようとした瞬間、階下で玄関のド
アが開く音がした。
 え? 玄関のドアは、さっき鍵を閉めたはず。義父は今日も仕事で、こんな
時間に帰ってくるわけがない。
 私が混乱している内に、素早く階段を上る音があっという間に近付いて――
 バンッ、と目の前のドアが押し開かれた。
「やっぱり気になって、見にきちゃったわ。ほんと可愛い子犬ね、山岸さん♪」
 現れたのは葛城とかいったか、帰ったはずのネルフの女性だ。
 その姿を見て、シンジが歓声を上げる。そんなに嬉しいの? 私から逃れら
れることが。
「ミサトさんっ!」
「は〜い、シンちゃん。おひさ」
 女性は軽く手を挙げて、おどけた様子で一歩こちらに近付いた。
 私は威嚇するように怒鳴り声を上げた。
「なんで……なんで分かったの!?」
「そりゃ分かるわよ。あなたの倍は生きてますからね。あなたが嘘をついてる
ことくらい、すぐに分かったわ」
 女が、また一歩近付く。私たちとの距離は、もう二メートルも無い。この距
離がゼロになったとき、私はシンジを失う。たぶん永遠に。
 嫌だ。そんなことさせるもんか。
 私はシンジを掴んで立ち上がり、後ずさった。けど、すぐに背中が壁にぶつ
かって逃げ場を失う。
「うぅぅっ!」
85 :名無しさん@ピンキー :03/04/11 05:53 ID:uQas4n1L
 自分でも獣じみて思えるうなり声が、口から漏れる。私は机の上のペン立て
に手を伸ばした。
 カッターナイフを手に取り、がちゃがちゃとできる限り刃を伸ばして、シン
ジの首筋に押し当てる。
「渡しません。絶対に渡しませんよ。シンジは私のもの。私の理解者。私の恋
人。私の運命!」
 本という虚構の中にしか救いを求められなかった私が、現実で手に入れた唯
一の物。たった一つの本物。
「渡すくらいなら――殺します」
 吐く息が熱い。自分の言葉に酔いそうになる。殺すことで愛する者の全てを
手に入れる。そんな愛し方が、なにかの本に書いてあった。読んだときにはあ
まりぴんとこなかったし、正直今も理解できないのだが、まあいい。それが愛
し方なのなら。シンジを殺そう。私はシンジを愛しているから。
 なのに女は、なんの動揺も見せず涼しい顔で懐に手をやり、
「その段ボールを切るのにも手間取りそうな、ちゃちいカッターであなたがシ
ンちゃんの喉を裂くのと――」
 拳銃を取り出した。言うまでもなく本物なのだろう――モデルガンとの区別
なんて私にはつかないけれど。
「私があなたを撃ち殺すの、どっちが速いかしら?」
 へえ、ネルフの職員ってそんなことまで許されるんだ。知らなかった。すご
いんだ。将来、就職先の候補に考えておこう。国際公務員だし、安定職だ。
「撃てばいいわ。いくらでも撃てばいい。それでもシンジは渡さないから!」
 恐くなんかない。私は、シンジを守るために最後まで戦って、そして――死
ぬんだから。最後の瞬間まで最愛の人のために行動できるなんて、そのかけが
えのなさを嫌と言うほど意識できるなんて、こんなに幸せなことはない。
95 :名無しさん@ピンキー :03/04/12 04:23 ID:o7BvgXdZ
「やめてくださいっ!」
 叫び声を上げたのは、シンジ。
「心配しなくても、だいじょうぶよ。こー見えても私、射撃は得意なんだから。
シンちゃんに当てたりしないわよ」
 それを聞いて安心する。狙いは正確じゃないと困る。シンジを殺していいの
は、私だけなんだから。
「そうじゃないです。マユミを――山岸さんを撃つなんて、やめてください。
そんなことする必要ないじゃないですか」
 全身の力が抜けた。
 なんて、優しんだろ。こんな酷い目に遭わされているのに。それでも私の心
配をしてくれるなんて。こんなだから、私は好きになってしまったんだ。
「シンジ……」
 カッターナイフが手から抜け落ちる。私は狂っていた。けれど、それが自覚
できてしまうということは、やっぱりどこか狂い切れていなかったんだと思う。
シンジの言葉で、それに気づいてしまった。
 だから彼の首に傷を残して、自分が撃たれるなんてことは、私にはもうでき
なかった。
 シンジの首から腕を離して、私はその場に崩れ落ちた。
96 :名無しさん@ピンキー :03/04/12 04:23 ID:o7BvgXdZ
 思ったほど、酷いことにはならなかった。
 あの後、三日間ほどネルフに拘留されたが、ただ閉じこめられているだけで
――私は記憶操作や、マインドコントロールをされるのではないかと覚悟して
いたけれど――ほとんどなにもされなかった。最後に、もうシンジに近付くな
と言われただけだ。
 この程度で済んだのは、シンジが口添えしてくれたんだと思う。それとあの
葛城さんも。
 その後で、このどこにあるかも分からない精神病患者のための施設に押し込
められた。待遇はいい、ベットに縛り付けられたりはしないし、食事も三度き
ちんと出る。外出はできないが、施設内の庭を散歩するくらいはできる。
 一度、迷ったふりをして外へ出ようとしたら、出入り口を見張っていた大柄
な男に注意された。出口は一カ所だけで、他は四、五メートルある塀がぐるり
と隙間無く囲んでいる。
 私は、まともになろうと思った。
 罪を認めて、それを償おうと決心した。
 シンジのことは、もう諦める。
 だって、そうしないとここから出られそうにないから。
 幸い、職員の受けはいい。遠くない将来、ここから出られると思う。そうし
たら――

 待ってててね、シンジ。今度は、もっとうまくやるから。

109 :名無しさん@ピンキー :03/04/13 16:56 ID:fMhR/w5s
  いつものメディカルチェック。
 ブリーフ一枚の姿で診察台の上に横になることにも、もうなれた。
 青白い光が体をなぞっていくのを見ていると、自分が巨大なコピー機にでも
掛けられたような錯覚を覚える。
「いいわ。起きて」
 スキャンが終わり、リツコに言われてシンジは診察台から降りた。
 検査結果が表示されているモニターを覗き込んでいるリツコの前に行く。
「特に以上は無いわね」
 何度も繰り返していることとはいえ、いつも結果を聞く前は少し不安になる
から、異常なしと聞いてシンジはほっとする。
「でも――」
 リツコは言葉をいったん止めて、視線をやや下げた。たどってみると、シン
ジの股間のあたりを見つめている。
「シンジ君、ちょっと下着を下ろして、ペニスを見せてくれるかしら?」
「え、えぇ、な、なんでですか?」
 シンジは、わけが分からずに悲鳴を上げた。
「別に変な意味で言ってるわけじゃないわよ。ただ、あなたは体つきも顔立ち
も男っぽくないし、男性ホルモンの分泌が少ないんじゃないかと思って。確認
したいのよ」
「…………」
 検査とはいえ、さすがに性器を晒すのは躊躇われた。
「恥ずかしがることなんてないでしょう。ここでは私は医師だと思ってと、言っ
たはずよね」
 確かにそうなのだが。シンジは室内いるもう一人の自分に視線を向けた。
 その人物は端末を操作する手を止めて、興味津々といった表情でこちらを見
ていた。視線がぶつかって、彼女は慌てて操作を再開させる。
「マヤ、しばらく向こうを向いていなさい」
「は、はい」
 リツコに注意されて、マヤはこちらに完全に背を向けた。
「これでいいわね。私には、あなたの健康を管理する義務があるの。さっ、ペ
ニスを見せて、これは命令です」

110 :名無しさん@ピンキー :03/04/13 16:58 ID:fMhR/w5s
 静かながらも決然と言われて、シンジはしぶしぶブリーフをずり下ろした。
 リツコの手が伸びて、無遠慮にシンジの性器を触診する。うつむいていたシ
ンジは、それを見ないように正面を見据えた。
(あぁ、そんなに強く触られたら……)
 声が出そうになるのは必死に我慢する。これは検査なんだと、何度も呪文の
ように唱え続ける。
 リツコの手が離れて、
「やっぱりすこし小さいみたいね。陰毛もまったく生えていないようだし」
 言われた言葉に、シンジはショックを覚えた。
「ち、小さいんですか?」
 今まで他人と比べたことなんてなかったから、分からなかった。大きいとは
思わなかったが。
「ええ、すこしね。まあ、成長はこれからだから不安になる必要ないけれど。
でも、小さいわね」
 また小さいと言われて、不安になる。
「あ、あの――」
「ホルモン注射しておく? 継続的に打つ必要があるけれど」
 成長させる方法を聞こうとして、それはリツコに先回りされた。
 シンジは、一瞬だけ迷って――注射は嫌いだ――注射をしてもらうことにす
る。
「お、お願いします」
「そうね。そのほうがいいわね。いくらなんでも、ずっとこのままじゃ問題が
あるわ。マヤ」
「はい」
 マヤは素早い動作で注射器を用意して、リツコに渡す。
 シンジは腕を差し出した。が、
「違うわよ。これは腕にするんじゃないの」
「え、じゃあ……?」
 どこに、と聞く前にリツコは、晒されたままだったシンジのペニスの付け根
に針を差し入れた。

111 :名無しさん@ピンキー :03/04/13 16:58 ID:fMhR/w5s
「ひゃぁっ!」
 大声で悲鳴をあげる。痛み自体はちくりとしただけでそれほどでもなかった
が、精神的なショックが大きすぎる。こんなにところに注射するなんて。
「これでいいわ。服を着て、今日はもう帰っていいわよ」
 注射を終えたリツコは平然と言った。
「いきなり打つなんて酷いです……」
 シンジは、文句を言ったが、
「ペニスに打つなんて言ったら、やめるって言い出したでしょ?」
 そう言われてしまうと、返す言葉が無い。
 シンジは服を身につけて、部屋を出た。
(これで大きくなるのかな……? 何度も打たなきゃいけないって言ってたから、すぐには無理だよね)

   ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 シンジが部屋を出て行って、リツコは煙草に火を付けてくわえた。
「あ、あの、先輩…あの薬って……」
 マヤが遠慮がちに言ってくる。相変わらずの潔癖症のようだ。将来を思うと、
同情する。
「マヤ、その先は言わなくていいわ」
 分かっている。馬鹿なことをしていることは、けれど、
「ロジックじゃないのよ、人間は」
128 :名無しさん@ピンキー :03/04/14 15:14 ID:l9onKmPe
「シンジ、お茶ちょうだい」
 夕食後にテレビの前で寝転がっていたアスカが、後片づけをしていたシンジ
に言う。
「うん、ちょっと待って」」
 シンジはこの現状に特に疑問を持つことなく、素直にお茶を入れて運んだ。
「ありがと」
 湯飲みを受け取ったアスカの表情が強張る。お茶を持つ手も微かに震えてい
て、なんだか危なっかしい。
 注意しようするが、それより速くアスカが口を開いた。。
「あ、あんた、なに考えてんのよ?」
 意味が分からずに、シンジは首を捻った。
 アスカの双眸は、シンジの股間を凝視していて――そこは、はっきりと膨ら
んでしまっている。
「なっ、なんで!?」
 シンジ自身が驚きの声を上げた。なにも卑猥な想像などしていないのに。
 顔面にクッションが叩き付けられる。
「エッチ、痴漢、変態!」
 罵声と共にアスカは、手近にあった物を手当たり次第に投げつけてくる。
「ちょ、ちょっと」
「あんた、私を犯す気? 出ていきなさいよ! この大馬鹿シンジっ!」
 シンジは堪らず、自室に逃げ込んだ。
130 :名無しさん@ピンキー :03/04/14 16:01 ID:l9onKmPe
「どうしちゃったんだろ……?」
 シンジはベットの縁に座り、ため息をついた。朝ならともかくこんな時間に、
脈絡なく勃起してしまうことなんて今までなかった。
「堪ってるのかな?」
 けれど、昨日も自慰をしている。
「やっぱり……あの注射のせい?」
 リツコはすぐに効果はないと言っていたが、それくらいしか考えられない。
 ともかく確認してみようと、シンジはズボンを脱いだ。性器は信じられない
くらいブリーフの生地を伸ばしている。
 恐る恐るブリーフも脱ぐと、
「うわぁ」
 ペニスは勢いよく、立ち上がった。ほとんど腹に着きそうだ。
「こんな……」
 シンジは絶句してしまう。長さも太さも五割り増し程度の大きさになってい
る。昨日までとは、まるで別の物のように思えた。
「……」
 シンジは息を飲んだ。無意識に、右手が伸びる。
「あぁぁっ!」

131 :名無しさん@ピンキー :03/04/14 16:01 ID:l9onKmPe
 ペニスを擦り上げると、電流のように快感が突き抜けた。違う。昨日までと
は感じ方もなにもかも。
 五、六回、擦っただけで、鈴口からは先走りの汁が溢れ出した。
「うぅ、あっあぁぁ」
 シンジは、夢中でペニスをしごき続けた。いつもは大した力も入れずにゆっ
くりとした動きの手が、今は力一杯できる限りの早さで動いている。
 ペニスが、熱くて熱くて堪らなかった。
「あぁぁっ、す、すごい…出る。出ちゃうよっ!」
 快楽の波が押し寄せる。シンジは叫び声を上げて絶頂を迎えようとした。刹
那――
 鍵なんかかけようのないふすまが、横に引かれて、
「うっさいわね! いったい、なにしてんのよ」
 アスカが顔を出した。その表情が瞬間で凍りつく。
 頭の中が白くなりかけていたシンジは、手の動きを止めることなんてできな
い。
「きゃあぁぁぁーーっ!」
 アスカが耳をつんざく悲鳴を上げたのと、その体の間近までシンジの精液が
噴出したのは、ほとんど同時だった。
139 :名無しさん@ピンキー :03/04/15 05:01 ID:t0tfb4CX
「どうなってるんですか、いったい!」
 シンジは精一杯肩を怒らせて、リツコに詰め寄った。
「どう、と言われてもね」
 シンジの気も知らず、リツコは落ち着き払った様子でマグカップのコーヒー
を啜る。
「アスカ、口聞いてくれなくなっちゃったんですよ。今朝だって、大きくなっ
たままぜんぜんおさまってくれないし、だから――」
「だから、朝から自慰をしたの?」
 シンジの声にリツコの声が被る。アスカに気づかれないように、声を押し殺
すのは大変だった。それに朝からオナニーをするというのは、酷く罪悪感があっ
た。なんに対してかと聞かれると、うまく答えられないが、たぶん世間やお天
道様に対してだと思う。
「し、しかたないじゃないですかっ。大きくしたままじゃ、出掛けられないし。
でも、それでももう……」
 ほんの数時間前に処理≠オたばかりだというのに、シンジのペニスはまた
膨張してしまっていた。
 リツコが、膨らんだシンジの股間を見つめる。
「確かに、また勃起してしまっているようね。脱いで見せて」
「えっ」
「え、じゃないわ。脱いで見せてくれないと、対処のしようがないでしょ?」
 もっともなのだが、昨日も見られているとはいえ、勃起した状態の性器を女
性の目に晒すのは、激しく抵抗がある。
(ま、まずいよね……)
「心配しなくてもいいわよ。私はアスカほど若くも純粋でもないから、勃起し
たペニスを見たからといって、あなたを軽蔑したりはしないわ」
「はい……」
 諭すように言われて、シンジはズボンのベルトに手を掛けた。
 ズボンとブリーフを下ろして、性器を露出させる。やはり完全に勃起してい
る。またすこし大きくなったように思えるのは、錯覚だろうか。

140 :名無しさん@ピンキー :03/04/15 05:02 ID:t0tfb4CX
「ふふ、ほんと、ちょっと見ない間にずいぶんと立派になったようね。こんな
にすぐ、しかもこれほど効果が出るわけがないのだけれど。体質の問題かしら」
 リツコは苦笑して見せた。
「笑い事じゃないですよ。どうにかしてください」
 滑稽かもしれないが、シンジとっては切実な問題なのだ。
「……シンジ君、あなた、卵を割ることができるかしら?」
 唐突に聞かれて、シンジは面食らった。
「できますよ……」
 ほとんど毎日、食事を作る際に割っている。
「じゃあ、それを元に戻すことは?」
「そんなのできるわけないじゃないですか」
「そうね。できるわけがないわ。それと同じ。なにかできるからといって、そ
の逆もできるとは必ずしも限らないのよ」
 そこまで言われて、彼女がなにも言いたいのか、ようやく察することができ
る。
「つまり、僕の……これも元に戻せないってことですか?」
「まあ、端的に言えばそうね」
「そんな……無責任ですよ……」
 シンジは、泣きたくなった。
「そう悲観する必要もないでしょう。すこし早く大人のペニスになったと思え
ば。昨日までの可愛らしいものより、素敵だと思うわよ」
 そんな風に慰められたからといって、すぐに気を持ち直せるほどシンジは単
純ではない。注射なんかするんじゃなかったと、後悔の念が胸中で渦を巻くば
かりだ。
「ひゃぁっ」
 突然、性器をむんずと掴まれ、シンジは悲鳴を上げた。
「なっ、なにするんですか!?」

141 :名無しさん@ピンキー :03/04/15 05:02 ID:t0tfb4CX
「このまま、というわけにはいかないでしょ。この後テストだし。この状態で
プラグスーツなんて着たら、大変よ」
「い、いいですよ。じ、自分でやります」
 シンジはリツコの手を押しのけようとしたが、彼女は頑として性器を放して
くれない。
「遠慮しなくていいわよ。私に任せてくれたほうが、ずっと早いから」
 言葉通り、性感は急速高まっていく。リツコは性器を軽く握り、指をわずか
に動かしているだけだというのに。
 それは愛撫というよりも、家畜から精液を採取するための技術のように感じ
られた。感じさせるのではなく、ただ射精させるための。
「うぅっ」
「一分越えてしまったわね。あなたくらいの年の子だったら、三十秒を切る自
信があったのだけれど。これも薬の効果のせいかしら。それでも、もう限界ね」
 その通りだった。ペニスから、白い奔流が噴き上がる。
 部屋の入り口の自動ドアがスライドして開き――
「リツコ、聞きたいことがあるんだけど――」
 現れたアスカの表情が固まった。それはシンジも同じだった。このまま時が
止まってしまえばいいのに、と思うが願いは叶わない。
「最低」
 アスカの低い声を残して、すぐにドアは閉まった。
「なにか、勘違いされたみたいね」
 リツコが片手ペニスを握ったまま、もう片方の手でマグカップを口に運んだ。
 とりあえず、アスカには口を聞いてもらうどころか、目を合わせてもらうこ
とも、もうできないだろうなと、シンジは絶望的に思った。ミサトのマンショ
ンを追い出される日も近いかもしれない。
「にしても、萎えないのね。もう一度、しておこうかしら?」
 射精してなお勃起したままのシンジのペニスを見て、リツコが言う。
 結局、あと三回、シンジは精液を採取された。

153 :名無しさん@ピンキー :03/04/16 03:18 ID:3DzcObhZ
「はぁ…はぁ……はっ」
 声を抑えて、右手で必死にペニスを擦る。
 学校のトイレの個室。こんな所でなにをしてるんだろうと思う。でも、しょ
うがない。こうして処理しないと、授業中だろうがなんだろうがお構いなしに
勃起してしまうのだから。
 あの注射をされてから、一人でいるときはオナニーばかりしているような気
がする。しないと勝手に勃起してしまう間隔も、だんだん短くなっている。こ
のままいくと、ひょっとしたら四六時中自慰をしていなくていけなくなるかも
しれない。
「なんで……こんなことになっちゃったんだろ……こんなになるんだったら、
小さいままのほうがよかった……」
 情けなくて、涙が出てしまう。シンジは涙を流しながら、休み時間中に射精
するために右手を動かし続けた。

「碇君」
 放課後。どうにか無事に授業を終えて急いで家に帰ろうとしていたシンジは、
声を掛けられて振り返った。
「委員長?」
 見ると、学級委員の洞木ヒカリが立っている。腰に手を当てて、なんだか怒っ
ているようにも見えた。
「ちょっといい?」
 普段なら簡単に「うん、いいよ」と言えるのだが、今はまずい。いつのまた、
ペニスが勃起してしまうかも分からない。
「あ、あのさ、僕、ちょっと用事があって、すぐに帰らないといけないんだけ
ど……」
 なれない嘘をついてみるが、
「いいから、きてっ!」
 ヒカリはシンジの腕を掴み、強引に教室の外に連れ出した
163 :名無しさん@ピンキー :03/04/16 16:38 ID:3DzcObhZ
 連れてこられたのは、体育館の裏だった。ヒカリの怒りは、もう気のせいで
はなく。シンジは呼び出されたいじめられっ子のような気分になる。
 眼前に仁王立ちになって、ヒカリが口を開く。
「碇君、アスカになにしたの?」
「ええっ、な、なにって……別になにも……」
 核心を突かれて、シンジは悲鳴を上げそうになった。しかしまさか、自慰を
しているところを、しかも射精の瞬間を二度も見られたとは言えない。
「うそっ! アスカはなにも言わないけど、女の子があんなに思い詰めるなん
て、好きな男の子のこと以外無いんだから」
 断言されて、シンジは後ずさった。
 と、局部が、むくりと起きあがるのが分かった。
(あぁ、アスカに見られたときのことなんか思い出すから……)
 鎮まれ、鎮まれと念じてみるが、まったくの逆効果でペニスはその大きさを
増していく。どうしてこんなままならないものを与えられたのだろうかと、シ
ンジは神を呪いたくなった。
 ついには完全に勃起して、ズボンを下から突き上げた。
「い、碇君…あなた……」

164 :名無しさん@ピンキー :03/04/16 16:38 ID:3DzcObhZ
 ヒカリは驚きで目を見開いて、絶句している。彼女が息を吸う音が聞こえて――
「ま、待って、これにはわけがあるんだ!」
 シンジは慌てて、こんなことになってしまっている理由をヒカリに説明した。
こんなところで叫び声を上げられたら、明日から学校中で変質者扱いされるこ
とになりかねない。
 こうなってしまったらしかたがないので、アスカに見られたこともすべて告
白する。
「そ、そうだったの……」
 ヒカリの表情は、信じられないといった感じだ。シンジ自身、まだこの事実
を受け入れられていないのだから無理もない。
「分かってくれた? じゃあ、僕、帰るね」
 シンジは、ヒカリに背を向けた。帰る前に、またトレイに寄って処理しなく
てはいけないだろう。それを思うと、鬱になる。
「ま、待って」
「え、なに?」
 呼び止められて振り替える。
 ヒカリは躊躇いを見せてから。
「あ、あの私が手伝ってあげようか?」
179 :名無しさん@ピンキー :03/04/17 16:56 ID:i6axxTIj
「ええっ!?」
 シンジは驚いて、声を上げてしまう。なにを言ってるんだろう。信じられな
い。
「だって、ほら、一人でするよりは、その方が、その――いいんでしょ? こ
んなになっちゃったのは、私にも責任があるし」
「い、いいよ、そんなの。自分でできるから」
 両手を顔の位置に挙げて、首を振るが、
「ううん、手伝わせて。だって私、学級委員なんだから、クラスの子が困って
たら助けてあげるのは当然でしょ」
 ヒカリは責任感に火が点いてしまったみたいで、シンジに歩み寄ってくる。
「だ、だめだよ。そんなことさせたら、トウジに怒られちゃうよ」
「なっ、なんで、鈴原が出てくるの!? 関係ないでしょ」
 シンジはヒカリとの距離を取ろうと後ろに下がりながら言ったが、彼女は顔
を真っ赤にして歩みを早めた。
 その剣幕に押されて、シンジは小石につまずいて後ろ向きに倒れてしまう。
「あ――痛っ」
 そこへすかさず、ヒカリが覆い被さってくる。
「いい、碇君。私は碇君の苦しさを取り除いてあげるだけなんだからね。怪我
の手当と同じなんだから、変な風に考えちゃだめよ」
(そ、そんなの無理だよ)
 そんな割り切った考え方なんて、できるはずがない。
 ズボンのチャックが下ろされて、ヒカリの手がズボンの中――ブリーフの脇
に差し入れられ、シンジの性器が外へ出される。
 窮屈な思いをしていたペニスは、嬉々としてヒカリの眼前にそそり立った。
「す、すごい……」
 ヒカリは目を丸くした。
「男の子って、みんなこんなに大きいの……?」
「わ、分からないよ……」
 そう答えるが、たぶん違うと思う。いくらなんでも、これは大きすぎる。

180 :名無しさん@ピンキー :03/04/17 16:57 ID:i6axxTIj
 ヒカリの細い指が、シンジのペニスを掴んだ。
「こう?」
 上下にゆっくり動かし始める。
「気持ちいいの?」
「うん……」
 多少もどかしくはあるが、十分気持ちいい。
「熱いね…碇君のここ……」
 一定のスピードで、ヒカリの手は動かされる。
 学校の敷地内、晴れ渡った空の下でクラスメートに性器をしごきたてられて
いる。その異常さが、快感を高めている気がした。
「あ、あの、もうすこし強くしてくれると……」
 気持ちいいことは気持ちいいのだが、ヒカリの優しい触り方では射精までい
き着けそうにない。
「え、そうなの。これくらい?」
 ヒカリが手の握りを強め、早さも上げる。が、
「あぁっ…も、もっと、強くしてくれていいよ」
 まだ刺激が弱い。
「ほんと? だいじょうぶなの?」
「うん、だいじょぶだから」
 心配そうに聞くヒカリに、シンジは頷いた。
 ヒカリはおそらく精一杯の力でペニスを握り、できる限りの早さで上下に擦
った。
「あぁ、うぅぅっ」
 シンジの口から嬌声が漏れる。これなら、すぐに射精できそうだ。
「ねえ、こうしたらもっといい?」
 不意にヒカリが言って、ペニスに口を付けた。

181 :名無しさん@ピンキー :03/04/17 16:58 ID:i6axxTIj
 亀頭に唇が軽く触れただけだったが、絶頂寸前で一番敏感になった部分を責
められて、快感が一気に弾ける。
「あぁぁぁっ、どいてぇっ!」
「え?」
 シンジの絶叫を聞いて、ヒカリが口を離す。その顔へ、ペニスから精液が浴
びせられる。
「きゃあ」
 今日だけでももう四、五回目の射精であるにも関わらず、噴出する精液の量
は多くヒカリの顔を白く染めた。
「ご、ごめん、委員長。だいじょうぶ?」
 慌てて謝るが、ヒカリは呆然していて答えてくれない。。
 と、なにかが地面に落ちる音がした。
 倒れたままの体勢で視線を巡らせると、見慣れたキーホルダーの付いた鞄が
落ちている。そこから上方に目をやると、
「アスカ――」
 アスカが、きょとんとした瞳で立ちつくしている。
 彼女は一瞬、鼻から息が抜けたような笑みを見せて、振り返ると、鞄を置き
去りにして猛然と走り去った。

 家に帰ると、シンジの荷物は全て玄関の前に投げ捨てられていた。
190 :名無しさん@ピンキー :03/04/17 20:24 ID:MXEYX7Zc
「アスカったら、もうとりつくしまもないって言うの? 聞く耳なんて持って
くれないわけよ」
 慣れた手つきでノートパソコンのキーを打ちながら、同僚の声を聞く。
「でさあ、シンちゃんと一緒にいたら殺しちゃいそうな勢いなわけ」
 まさか本当に殺しはすまい。シンジがエヴァの操縦に支障が出る程度の怪我
を負わされる可能性はあるが。
 リツコは視線をモニターから動かさずに、ミサトに告げた
「いいわよ。シンジ君、家でしばらく預かってあげる」
「あは、ありがと。まあ、アスカも二、三日もすれば落ち着くだろうし」
 それはどうだろう、と声には出さず思う。わだかまりは、時間を置いても容
易に取り除かれるものではない。むしろその大きさを広げ、修復を困難にする。
 いずれにせよ、概ね予想通りの展開になりつつある。リツコは、静かにほく
そ笑んだ。
195 :名無しさん@ピンキー :03/04/18 15:51 ID:Y1agpDWu
 どうにか部屋に荷物を運び終えて、シンジは一息ついた。
 リビングに戻り、リツコに礼を言う。ミサトのマンションをアスカに追い出
され、他にいく所なんてなかった。
「ありがとうございます、リツコさん」
「いいえ。部屋も空いていたし、ちょうどよかったわ」
 言って、コーヒーを渡してくれる。
 一口飲んで、シンジはリビングを見渡した。物がきちんと整頓されている。
もちろんゴミなんか散乱していない。
「どうしたの? きょろきょろして」
「いえ――きれいにしてるんだなって、思って」
「そうかしら?」
「初めてミサトさん家に入ったときに比べたら、そりゃもう」
「ふっ、ミサトと比べられるなんて心外ね。あれはもう、一種の才能よ」
 リツコは、珍しく笑った。
「そうですね」
 シンジも笑みを返す。
 それから、ちょっとあきらめが悪いかなと、思いつつも聞いてみる。
「で、あの……やっぱり直す方法は、ないんですか?」
「残念ながらね」
 リツコの答えは予想通りで、シンジは肩を落とした。
「ひょっとして我慢できずに、クラスの子でも押し倒しちゃったのかしら?」
 続いて出てきたリツコの言葉に、シンジはコーヒーを吹き出しそうになった。
「そ、そんなこと、するわけないじゃないですか!」
 どもりながら慌てて、否定する。押し倒しなんかはしていない。倒れたとこ
ろにのしかかられ、手伝って≠烽轤「はしたが。
「冗談よ。シンジ君に限って、そんなことはないわよね。でも、いくら立派だ
からって、見せたりはしないほうがいいわよ。年頃の子が今のシンジ君のもの
を見たりしたら、他のものになんて目がいかなくなってしまうでしょうから」
 リツコは、本当に楽しげな笑みを浮かべて言った。シンジはリツコでもジョー
ク――しかも下ネタ――なんて言うんだなと無邪気に思い、愛想笑いした。

204 :名無しさん@ピンキー :03/04/19 04:42 ID:tk+ITKRI
「えぇ、碇君、家追い出されちゃったの?」
 シンジがミサトのマンションを出たことを伝えると、ヒカリは驚きの声を上
げた。
 昼休み。場所は体育館の裏。通路の縁に腰掛けている。事情を知っているヒ
カリには伝えておこうと、今日はシンジが呼び出した。
「うん……あんなところ見られちゃったんだから、しかたないけど」
 アスカの立場で考えれば当然だとは思う。
「そっか。私も、なんかアスカに避けられてるみたい。ごめんね、私の所為で」
「そんな、悪いのは僕だし……」
 ミサトは一週間もすればアスカも冷静になって許してくると言っていたが、
シンジはそんな楽観をする気にはなれなかった。早く事情を説明したい。けれ
ど、まともに話を聞いてもらうどころか、目さえ合わせてもらえない現状では
到底無理だ。
 そんなことを考えていて、沈んだ表情になっていたのだと思う。ヒカリに肩
を叩かれた。
「安心して、碇君。アスカの誤解は私が解いてあげるから」
 その微笑みと言葉に励まされる。彼女が学級委員に選ばれたわけが納得でき
た。
「ありがとう」
 唐突に、ヒカリが話題を変えた。
「前の休み時間も教室にいなかったよね……?」
「え、うん」
 確かに、三時間目と四時間目の間の休み時間も教室の外に出ていた。理由は――
「したの?」

205 :名無しさん@ピンキー :03/04/19 04:43 ID:tk+ITKRI
 はっきりと聞かれて、シンジはたじろいだ。が、
「う、うん」
 今更、隠してもしかたがないので正直に答える。
 ヒカリの視線が下がった。
「また、大きくなってるんじゃない?」
「ま、まだ平気だよ」
 シンジは見られている股間を手で隠した。今は大きくはなっていない。しか
し、ヒカリの視線を意識したら、すぐにでも勃起してしまうに決まっている。
「手伝ってあげる」
 ヒカリが身を乗り出した。
「い、いいって、またアスカにでも見られたら……」
 シンジは両手を前に突き出して、ヒカリを押しとどめた。またアスカに目撃
されるようなことになったら、関係の修復など永久に不可能になってしまう。
「だいじょうぶ。誰もこないよ」
 ヒカリは根拠無く言って、シンジの股間に手を伸ばした。チャックが下ろさ
れる。
「だ、だめだよ…だめだったら」
 言葉で必死に否定するが、体ではほとんど抵抗できない。女の子に乱暴でき
ない、ということもあるが。
 性器が掴み出される。思った通り、晒されたそれは見る間に膨張してゆく。
「今日は口だけでしてみるわね」
 ヒカリがペニスをくわえ込む。ヒカリの小さな口には、亀頭部分程度しか入
らなかった。
 ヒカリの濡れた舌が、亀頭の表面をなぞる。

206 :名無しさん@ピンキー :03/04/19 04:43 ID:tk+ITKRI
「うぅ、あぁぁ」
 口いっぱいにペニスを頬張り、上目遣いでシンジを見るヒカリの姿は、普段
の真面目さとのギャップも手伝って、堪らなく淫らだった。
 それがシンジの体だけでなく、心も興奮させていく。
(委員長が、僕のおちんちん舐めてるなんて……)
 ヒカリの舌は、くびれの部分を重点的に責め始めた。
「あぁぁっ、はぁっ」
 校内だというのに嬌声が漏れてしまう。快感だった。
 絶頂が近付いてくる。
「い、委員長、どいてぇ……あぁ、出ちゃうから」
 忠告するのに、ヒカリはペニスから口を離してくれない。どころか、首を左
右に振って拒否する。
「あぁぁっ、ああぁぁぁっ」
 シンジはヒカリの口内で、ペニスを弾けさせた。かなりの量が注ぎ込まれる。
 射精が終わり、ようやくペニスはヒカリの口から解放された。
 ヒカリの口の端から、白い液体が垂れる。
「だ、だいじょうぶ?」
 聞くが、ヒカリは答えてくれない。
 陶然とした表情で、口をくちゃくちゃと動かし、喉を鳴らして――そんなわ
けはないが――精液を味わっているようにも見えた。
 口の周りの精液も舌で舐め取り、
「ええ、とっても美味しいわ」
 ヒカリは微笑した。
236 :名無しさん@ピンキー :03/04/19 22:18 ID:tk+ITKRI
 放課後、仏頂面をして早足で歩いていたアスカは、校門を出たところで後ろ
から呼び止められた。
「アスカッ」
 ちょっと迷って、二、三歩進んでから立ち止まり、振り返る。
「ヒカリ……」
 ヒカリは急いで走ってきたようで、息を切らせている。
「あのね、聞いて欲しいことがあるの」
 シンジが泣きついたのか――いや、ヒカリのお節介な性格して自分で進んで
きたのだろう。
「シンジのことだったら、知ってるわ」
 アスカは、ため息と共に吐き出した。リツコからだいたいの事情は聞いた。
ヒカリとのことも、二人の性格を考えればなんなく分かる。
 それでもシンジを許せないのは――なぜだろう? 改めて考えてみると、自
分でも理由は分からない。ただ、なんとなく面白くなくて、むしゃくしゃする
のだ。まあ、一週間もしてシンジが心底懲りたころに許してやろうと、思って
いる。
「ううん、そのことじゃなくて――」
 ヒカリに否定されて、アスカは首を捻った。じゃあ、なにを言いたいんだろ
う。
「私、碇君とつき合うことにしたから」
 にっこりと笑顔で、ヒカリが言う。
「ごめんね、アスカ」
 軽く頭を下げて、アスカの横を通り抜けていく。
 その後ろ姿を、呆然と見送るアスカには、
「え? なに? なに言ったの?」
 最後までヒカリの言葉の意味が分からなかった。
247 :名無しさん@ピンキー :03/04/20 09:55 ID:AbksB2WG
「あぁっ、あぁぁっ!」
 絶頂を迎えて、シンジの精液がヒカリの口の中に放たれる。彼女は、とろん
とした目でそれを全て受け止めて飲み下す。
 休み時間の度に、ヒカリに手伝って≠烽轤チてしまっている。いけないと
思うのだが、下半身のたぎりもあって彼女の親切心を拒むことができない。
 それでも、なんとかこの状況を断ち切ろうと――射精を終えたばかりで、理
性が強くなっている今なら言える――シンジはヒカリに告げた。
「あ、あのさ、委員長……やっぱり、こういうのしてちゃいけないと思うんだ」
 頬を上気させて余韻に浸っていたらしいヒカリは、目をぱちくりとさせた。
こちらに身を乗り出してくる。
「もしかして、飽きちゃった?」
「ううん、飽きたとかそういんじゃなくて……」
 シンジは言い淀んだ。そういう問題ではない。ヒカリの愛撫は熱っぽいし、
回数を重ねるごとに巧みになっている。飽きたりなんかしていない――あぁ、
だから、そういう問題じゃなくて。
「そうだよね。ずっと口でばかりだったから。だったら――」
 ヒカリは立ち上がり、スカートの中に手を入れると無造作にショーツを引き
下ろした。
「今度は、こっちでしてあげるね」
 言いながら、自分でスカートをめくり上げる。
「な……っ」
 シンジは言葉を失ってしまった。見ちゃいけないと思うのに、瞳はヒカリの
露わになった下半身から離せない。うっすらと恥毛の生えかけている女性器。
「だ、だめだよっ! そんなの絶対にだめ。僕のために、そんなことまでして
くれる必要なんてないよ。おかしいよ、そんなの」
 意識すればするほど注視してしまうので――目を閉じながら、シンジは必死
にヒカリを思いとどまらせようと早口で言った。
「いいの。私、処女じゃないし」
 目をつぶっているシンジの手に、ヒカリの手が触れる。
285 :名無しさん@ピンキー :03/04/25 16:10 ID:g9rzLZRp
「え?」
 目を開くと、すぐ目の前にヒカリの顔がある。
「鈴原としたんだ……一度だけ。でも、鈴原ったらがっつくし、痛いだけで全
然気持ちよくなんてなかった」
 ヒカリとトウジが一線を越えていたことに、シンジは驚いた。
「でね、エッチなこととか嫌いになってたんだけど……その…碇君の見てたら、
なんでかな、触りたくなって舐めたくなって……」
 ヒカリの様子が、なんだかおかしい。惚けた表情でシンジでなく、シンジの
ペニスを凝視している。本能的に危険を感じて、シンジは後ずさった。
「入れてみたくなっちゃったの!」
 ヒカリがシンジの腕を掴み、押し倒そうとする。堪えようとするが、ヒカリ
の力は強い。自分でも力のある方だとは思っていないが、女の子に力負けして
しまうなんて。
 とうとうシンジは、地面に押し倒された。
「や、やめてよ。お願いだから、こんなのやめてよっ」
「私、おかしいのかな? 碇君のおちんちん舐めただけなのに、もうこんなに
なってる」
 ヒカリはシンジの懇願を無視して、言った。その秘所からは、文字通り愛液
が溢れている。性知識の少ないシンジから見ても、それは尋常な量ではないと
思えた。
「入れるね。碇君のおちんちん、私のおまんこに入れるね」
 熱に浮かされたように繰り返して、手で支える必要もないほど硬く起立した
ペニスの上に、ヒカリは腰を下ろした。

286 :名無しさん@ピンキー :03/04/25 16:11 ID:g9rzLZRp
「やめてっ!」
 シンジの上げた悲鳴は、ヒカリは聞こえてさえいなかったかもしれない。
 ヒカリの秘所はしとどに濡れていたが、それでも巨大なシンジのペニスは亀
頭を飲み込んだところで止まってしまう。
「うぅっ」
 ヒカリは呻き声を上げながら、さらに腰を落としていく。
「あぁ、大きいぃ。碇君のおちんちん、すごいよぉ」
 シンジのペニスは、ほぼ完全にくわえ込まれた。
「あぁっ、うぅ」
 これは夢だろうか。委員長と自分のペニスが繋がっている。しかし熱さと、
なによりペニスが千切れるのではないかと思えるほど圧迫するきつさが、これ
が現実であることを告げている。
「ふふっ、碇君のおちんちん食べちゃった。アスカに怒られるかな……? で
も、気持ちよくなりたいの。もっと気持ちよくなりたいの!」
 ヒカリは、シンジの上で腰を動かし始めた。その表情は、笑顔から泣きそう
な顔、そしてまた笑顔へ目まぐるしく変わる。おかしい。なにか絶対におかし
い。
 しかし、シンジのその疑問はすぐに頭の隅に追いやられてしまう。
「あぁぁっ、はぁ、あぅぅ」
 快楽に抗えず、嬌声を上げる。ヒカリが動く度に、頭の中がどんどん白くな
っていく。
「碇君も、いっぱい感じてね。それから、私の中にいっぱい精液出してね」
303 :名無しさん@ピンキー :03/04/27 04:12 ID:6EeXf5Yk
「な、中にって――そんなことしたら、妊娠しちゃうよ!」
 ヒカリのとんでもない発言に、シンジは悲鳴を上げて反論したが、
「いいの。そんなの、関係ないの。だって気持ちいいんだもの。碇君の気持ち
いい精液、たくさん、たくさん欲しいだもん」
 ヒカリは夢見心地の表情で、腰を動かし続ける。
 膣内に射精するわけにはいかない。けれど、ヒカリが一挙動するたびに、脳
に電流のように快楽が伝わる。
 気持ちいい。気持ちよすぎる。いつ出してしまっても、おかしくない。
(だめだよ、このまま出しちゃって、子供ができちゃったりしたら一生後悔する!)
 そう必死に自分に言い聞かせるのだが、
「あぁっ、はぁっ、碇くんのおちんちん最高よっ。鈴原のなんかとは、比べも
のにならない」
 ヒカリが動きを早めると、与えられる快楽も倍加して、だんだんと射精する
ことしか考えられなくなってしまう。彼女の――本当に気持ちよさそうな――
喘ぎ声も、それを後押しする。
 やがて、シンジの理性に限界が訪れる。
(もう……どうでもいい……)
 そう思った瞬間、シンジは射精していた。ヒカリの膣の中で。
「あ、あぁぁぁっ!」
「あぁ、出てる。出てるよ。碇君の精液、私のおまんこの中で、どくどく出て
る。あはぁ、すごい。こんなにたくさん」
 喜びに震えるヒカリを見上げながら、シンジは絶望的な思いに浸っていた。
(なんてことしちゃったんだろ……僕……)

304 :名無しさん@ピンキー :03/04/27 04:52 ID:6EeXf5Yk
 放課後、落ち込んだ気分のまま歩いていたシンジは、前方にアスカの姿を見
つけた。
 声を掛けようとは思えない。ヒカリは説明して誤解を解いてくれると言って
いたが、それでアスカが許してくれるとは思えない。どうせ罵られるに決まっ
ている。
 今日は、ただでさえ気持ちが沈んでいるし、このまま距離を置いてやり過ご
そう――
(だめだよ、そんなんじゃ!)
 シンジは、立ち止まってかぶりを振った。
 いつも逃げているばかりでは、なにも解決しない。やはり自分でちゃんと説
明するべきだ。
(うん、逃げちゃダメだ)
 シンジは頬を叩いて気合いを入れると、走ってアスカの後を追った。後ろか
ら声を掛ける。
「あ、アスカ」
「シンジ……」
 振り返ったアスカの表情は、すこし驚いていた。不機嫌な様子ではない。良
かった。
「あのさ……聞いて欲しいことがあるんだけど」
 そう告げると、アスカの顔色は急に険しくなった。
「言わなくてもいいわよ。ヒカリから聞いてる」
 ヒカリは約束通り、アスカに話してくれていたみたいだ。疑っていたわけで
はないが。

305 :名無しさん@ピンキー :03/04/27 04:53 ID:6EeXf5Yk
「うん、そうなんだけど。やっぱり自分の口から説明したくて。あのね――」
 自分できちんと理由を話したい。それで分かって貰えないなら――それはし
かたがないことだと思う。
 話し始めようとしたシンジの言葉は、アスカの怒鳴り声にかき消されてしま
う。
「いいっつってんでしょ! あんたとヒカリがつき合おうが、結婚しようが、
私にはなんの関係もないわ」
 アスカの眉は、さらにつり上がっていた。
「つき合う……? なに言ってる?」
 意味が分からず、シンジは聞き返した。まさか今日も見られていたのだろう
か――つまりセックスしているところを。だから、つき合うとか、結婚とか言
われているのだろうか。
 そんなことを考えていると、
「ふざけんじゃないわよっ!」
 激昂した声と共に、シンジはアスカに殴り飛ばされた。平手でなく、握り拳
で。
「あんなことまでさせといて、ヒカリのこと捨てるつもり? 馬鹿だとは思っ
てたけど、ここまで最低のやつだと思わなかったわよ」
 道路に倒れて頬を抑えるシンジに言い捨てると、アスカは背を向けて走って
いてしまう。
 残されたシンジは、
(あんなことって……どのことだろ……?)
 アスカがなにについて、怒ってるのか――心当たりが多すぎて――確信でき
なかった。

311 :名無しさん@ピンキー :03/04/27 16:14 ID:/0SdrT7F
「お願いしますっ」
 シンジは、帰宅したリツコの肩にすがって哀願した。これ以上間違いをしで
かす前に、異常な大きさと射精回数になってしまった性器をどうにかしなくて
は。切実に、そう思う。
「そうね。方法がなくもないけれど」
 リツコは、泣きそうな顔のシンジを見下ろして微笑した。
 指示されて、裸でベットの上に横になる。もう恥ずかしいなんて言っていら
れない。さらにリツコは、シンジの四肢をベットに縛り付けた。大の字の格好
になる。
「なんですか、それ……?」
 リツコが手に持っている見慣れない器具を見て、シンジは聞いた。表面は黒
い革製のよう見える。二十センチ強の長さで中が筒状になっており、先からは
管が伸びている。その大きさ、形からどこに使うものかは想像できたが、不安
な気持ちになる。
「着けてみれば、分かるわ」
 リツコは軽く言って、器具をシンジの――すでに硬く勃起している――ペニ
スに被せた。管の先端は、ガラス容器に固定する。
 器具の中は多少の余裕があったが、
「あぁっ、あぁぁっ」
 一瞬で縮み、シンジのペニスにぴったりとフィットした。形もはっきりと浮
き出て、まるでペニスが黒く染まったように見える。
「あなたのために造った搾精器よ。どうかしら?」
 シンジは答えるどころではなかった。搾精器は脈打って、ペニス全体を刺激
する。
「な、なんなんです…これ……あぁっ、すごいぃ!」

312 :名無しさん@ピンキー :03/04/27 16:15 ID:/0SdrT7F
 シンジは体をのけ反らせて、絶頂を迎えた。管を通って精液が、容器に流れ
込む。
「もういってしまったの? 性能は良好みたいね。このまま、精巣を空にして
しまえば無駄に勃起することもないでしょ」
 リツコは、微笑んで言った。そうなれば学校でヒカリに手伝ってもらうこと
もないし、その姿をアスカに目撃されることもない。確かにそうなのだが――
「あぁぁっ、あうぅぅっ!」
 早くも二度の射精。それでも搾精器は攻撃の手を緩めてくれない。射精して
敏感になった亀頭も容赦なく責め立てられる。
「あぁ、も、もうだめですぅ。リツコさん、外してくださいっ!」
 シンジはリツコに訴えた。こんなペースで刺激されたら、狂ってしまう。
「ダメよ。空になるまで出さないと、意味がないでしょ」
 すげなく却下されてしまう。空になるまで、リツコはそう言うが、今の自分
の性器にそんなことがあるのだろうか。
 もちろん限界はあるだろうが、その前に発狂してしまう気がする。
「あはぁ、あぁぁぁっ!」
三度目。容器に溜まった精液は、もう自分の中から出たとは信じられない量
だ。
「じゃあ、私は部屋に戻るわ。やり残した仕事があるのよ。一時間もしたら、
様子を見に来るわ――たぶんね」
「えっ、そ、そんなぁ……あぁ、リツコさん、待って…待って下さいぃ!」
 一度背を向けたリツコは、シンジの制止の声を意に介さず、そのまま部屋を
出ていってしまう。
(おかしくなっちゃうよ……あぁっ、気持ち良すぎるぅ。全部出さなきゃ。出
さなきゃ、終わらない……)
 理性を保つことを諦めたシンジは、快楽の波に身を預けた。
332 :名無しさん@ピンキー :03/04/28 04:58 ID:HVvQrPbt
「それでどうなったんですか、一時間後?」
 興味津々に、マヤが聞いてくる。
 研究室の自分のデスクに座り、リツコは答えた。
「仕事に没頭し過ぎたみたいで、見に行ったのは二時間後だったけれど、気絶
していたわ。さすがにペニスも萎えていたわよ。てもね、いったい何回射精し
たのかしら」
 リツコは、おびただしい量の精液の入った容器を手で揺すった。匂いが漏れ
ないように完全に密閉してある。
「それに、朝にはもう――」
「また、勃起してたんですか!?」
 リツコの言葉を先回りして、マヤが驚嘆した声を上げる。
「ええ、そうよ。これなら、司令と副司令にも満足してもらえそうだわ」
 シンジ若さを差し引いても、予想以上の効果だ。
「でも…可哀想ですね……シンジ君」
 マヤは目を伏せた。
「しかたないわよ。司令直々の命令だもの。それに、あの年でこんな経験がで
きるなんて幸せじゃなくて?」
 リツコは冗談めかして言った。一緒に暮らすようになり間近で見ていると、
シンジの苦悩が深いことが分かり、罪悪感も湧くのだが、それ以上にあの少年
が苦しんでいる姿は、サディスティックな欲望を喚起させる。まあ、それは個
人的な因縁のせいかもしれないが。

333 :名無しさん@ピンキー :03/04/28 04:58 ID:HVvQrPbt
「そんな……」
「あなたも仕事だって割り切りなさい」
 なおもシンジに同情を見せるマヤに忠告する。そう言って割り切れる娘でな
いことは知っているが。
「媚薬としての効果も、実践済みね」
 デスクの上に置かれた洞木ヒカリの行動データに目をやる。すっかりシンジ
の――正確には、その体の一部の――虜になっているようだ。
「どう、あなたも使ってみる?」
「い、いいえ、私は遠慮しておきます」
 マヤに向けて言うと、彼女は激しく首を振った。もちろん冗談で言ったのだ
が、マヤの慌て振りがおかしくて笑ってしまう。
「そうね。ちょっとこれは強力過ぎたわ。ニンフォマニアになってしまうもの。
必要以上に、威力を高めてしまうのは科学者の性かしら」
 今度の場合は、想定以上のものができてしまったのだから当てはまらない。
ただの言い訳だ。
「これのデータは、アスカから取れると思ったのだけど。でも、ただクラスメー
トの方が感情に左右されない分、正確なデータが取れて返ってよかったかしら」
「これでもう、必要なデータは全て揃いましたよね」
「ええ、でもせっかくだから、最後にもう一度実験させてもらいましょ」
 シンジには、また苦しんで――快楽も過ぎれば苦痛と変わらない――もらう
ことになるが。その姿を想像すると、身震いしてしまう。諜報部には、しっか
りと映像で資料を記録してもらおうと、彼女は決めた。
398 :名無しさん@ピンキー :03/04/29 19:10 ID:4+ebtUx3
 どうして、あんなことをしてしまったのだろうと、ヒカリは後悔していた。
でもきっとまた、してしまうだろうとも思う。
 授業中、突然放送で呼び出され、校長室へ向かう途中。足取りは重い。心当
たりは一つしかない。
 校長室の前にたどり着き、ヒカリは深呼吸してなんとか気持ちを落ち着けよ
うとした。あまり効果はなかったが。
 ノックを二回して、ドアを開ける。
「失礼します」
 中に足を踏み入れて、ヒカリは眉根を寄せた。
 校長の姿はなく、代わりに白衣姿の女性がその椅子に悠然と腰掛けている。
「洞木ヒカリさんね」
「は、はい」
 呼ばれて、呆然としていたヒカリは慌てて答えた。恐る恐る聞いてみる。
「あの、あなたは……?」
「私はネルフの者よ。今はシンジ君の保護者もしていると言えば、分かりやす
いかしら?」
 目の前が暗くなった。両足ががたがたと震え、意味のない喘ぎが声が我知ら
ず口から漏れる。
「あ、あぁ」
「なぜ呼ばれたか、分かるみたいね」
 とうとう耐えられなくなって、ヒカリは膝を床に着いた。

399 :名無しさん@ピンキー :03/04/29 19:11 ID:4+ebtUx3
「分かってました……いけないことだって。しちゃいけないことだって! だっ
てアスカが碇君のこと好きだって知ってたし……でも、でも、やめられなかっ
たんです! 何度も、やめようって思ったけど、どうしてもやめられないんで
す。碇君のことを見てると、そのことばかり浮かんでくるし……授業中だって、
先生の話なんてなにも耳に入らない……もう……」
 心の中で溜まっていたものが、一気に吐き出された。言い訳でしかない。し
かし、それでもそれが彼女の偽るところのない本心だった。
「おかしくなりそう……」
 全てを吐き出し終えて、ヒカリは力無く顔を伏せた。もうどうにでもしてほ
しい。
 いつの間に近付いてきていたのか、白衣の女性の手が肩に触れた。
「あなたを責めているわけじゃないわ」
「えっ?」
 わけが分からずにヒカリは、女性の顔を見返した。ただ穏やかな微笑を浮か
べているだけで、彼女の真意は読みとれない。
「むしろ、感謝しているくらいよ」
 そんなことまで言われ、ヒカリの思考は益々混乱してしまう。
 と突然、顔になにかを吹き掛けられて、ヒカリはのけ反った。
「どう、落ち着いた?」
 女性は手に、ガラスの小瓶を持っている。香水かなにかだろう。それを掛け
られたのだ。
 言われてみると、無秩序であった思考は今は整然としている――整然と一つ
のことだけを考えている。体中が酷く熱かった。

400 :名無しさん@ピンキー :03/04/29 19:12 ID:4+ebtUx3
「いいんですか……?」
 ヒカリは、つぶやいた。女性は意味を理解してはいただろうが、あえて聞き
返してくる。
「なにが、かしら?」
「碇君のおちんちんを、触っても、舐めても、くわえてもいいですね」
 言葉と共に口から出ていく息が熱い。
 女性は少しだけ間を置いてから、うなづいた。
「ええ、あなたの好きにしていいわ」
 好きにしていい。いくらでも、どんな風にでも扱っていい。自由。先ほどま
での後悔と怯えではなく、今度は喜びに体が震えた。
「でも、もしまだ心苦しく感じるなら、クラスの他の娘にもあなたの喜びを教
えてあげたらどうかしら?」
 それは素晴らしい提案だと、ヒカリには思えた。やはりこれほどの悦楽を独
占することは、罪に思う。それに彼女らを導くことは、クラスの代表である自
分の勤めではないか。
 ヒカリは、すぐに同意した。
「そうですね。それは、とってもいい考えですね」
「ふふ、これを渡しておくわ。心を落ち着かせてくれる薬よ。他の娘にも掛け
てあげるといいわ。その方がうまくいくでしょうから」
 女性から小瓶を受け取る。が、
「掛けるのは一度だけよ。ほんの少しでいいわ。注意してね」
 すでに別の場所へ思いを馳せているヒカリは、もう彼女の話などほとんど聞
いてはいなかった。
445 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/01 01:59 ID:vuZcpBBO
「嫌な雲行きだな」
 灰色の雲が、駆け足で広がっていく放課後の空を見上げながら、シンジはひ
とりごちた。
 いつもの体育館裏。ヒカリを待っている。
「本当に、もうやめなくちゃ」
 決心が鈍らないように、あえて口に出してつぶやく。今日は、まだヒカリの
お世話にはなっていない。けれど、それはリツコの器具のお陰ではなく、自分
で処理しただけに過ぎない。休み時間の度に、ヒカリに声を掛けられる前にト
イレの個室にダッシュした。お腹の調子が悪いのだと言い訳をしたが、周りか
らは変に思われたことだろう。
「それくらいしょうがないよね……僕がいけないんだから……」
 日射しの完全に消えた世界は、なんだか滲んで見える。心まで陰鬱に滲みそ
うだ。
 と、足音が聞こえて、
「委員長」
 小走りで駆けてくるヒカリに、声を掛ける。
「はぁ、はっ、碇君…お待たせ……」
 走ってきたせいか、ヒカリの息は酷く弾んでいる。教室から大した距離では
ない。全力疾走してきたのでもないだろうし。シンジは少しだけ怪訝に思った
が、
(やっぱり、女の子って体力ないんだな)
 微笑して、そう心の内で納得した。
 ヒカリの呼吸が整うのを待って、口を開くと、
「話しがあるんだ」
「話しがあるの」
 それはヒカリの声と同調した。

446 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/01 01:59 ID:vuZcpBBO
「「どうぞ、お先に」」
 同時に手で相手を促す。
 シンジは吹き出してしまった。ヒカリも顔を赤く染める。
「い、碇君からどうぞ」
 普段なら「委員長が先でいいよ」と連鎖が始まってしまうのだが、笑ったこ
とでリラックスできたシンジは、軽くうなずいた。
「うん。あのね、僕たちこのままじゃいけないと思うんだ」
「私も、それが言いたかったの」
 ヒカリの言葉は意外だった。
「え、そ、そうなんだ……」
 ちょっと拍子抜けしてしまう。残念に思う気持ちも――ほんの、ほんの少し
あったかもしれない。
「じゃあ――」
 もう、ここで会うのはやめよう、そう続けようとしたシンジは、ヒカリに素
早く腕を掴まれた。そのまま彼女は走り始める。
「うわっ、わわっ」
 シンジは悲鳴を上げた。しっかりと掴まれているので、自分も走り出すしか
ない。
「ちょ、ちよっと待って、話しを――」
 前のめりになりながら、ヒカリの後頭部に制止の声を投げかける。
「大事な話だから、教室でしましょ」
 ヒカリは振り返りもせずに、告げてくる。
「で、でも、誰かいたら」
「だいじょうぶ。今は誰もいないから」
 やはり顔は見せずに、しかし自信たっぷりにヒカリに言い切られ、シンジは
黙って足を動かすことしかできなくなってしまう。
 空は益々どんよりと、暗く染まっていく。

473 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/02 15:29 ID:RACcF7SI
 教室の前に着いて、ヒカリが入り口の戸を開けた。カーテンが閉められてい
るのか、中は薄暗い。
 そのことを不審に思っていると背中を押され、シンジはたたらを踏んで教室
の中に入った。
 入った瞬間に妙な匂いが充満していることに気づくが、そんな些細なことは
すぐに忘れてしまう。
 教室の中には、ずらりと女の子たちが――まるでシンジを待ちかまえていた
ように――並んでいる。シンジは目を丸くした。
「委員長……?」
 振り返り、ヒカリにすがるが、
「言ったでしょ。男の子は誰もいないって」
 そう言って、後ろ手で扉の鍵を閉める。
 教室の中にいる女子はヒカリを含め九人。それは疎開が進みすっかり少なく
なってしまったクラスの――アスカとレイを除く――女子全員だ。
「な、なんなの?」
 わけが分からずに問い掛ける。
「私ひとりじゃ、碇君を満足させることはできなそうだから、みんなにも手伝
ってもらうことにしたの。碇君も、そう思ってたんでしょ? このままじゃい
けないって」
(そんなわけないじゃないか!)
 シンジは、胸中で悲鳴を上げた。
 ヒカリの表情は、処理を手伝ってくれていたときの――まるでシンジの性器
しか見えていないような――ものになっている。それは他の女子も同じだった。
 危険を感じて逃げ道を探すが、彼女たちはシンジの周りをぐるりと囲んでい
る。その包囲の輪は徐々に縮まっていた。
477 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/02 16:26 ID:RACcF7SI
 輪の中心で体を巡らすことしか、シンジにはできない。恐い。堪らなく恐い。
「こないでっ!」
 叫ぶが、女の子達は反応らしい反応も見せてはくれない。とうとう包囲は手
の届く範囲にまで縮まり、
「捕まえた♪」
 ついに背中を羽交い締めにされてしまう。声から察するにクラスで一番背の
高い女の子だ。シンジよりも十センチ以上も高い。
「は、放して――」
 シンジは逃れようと暴れたが、彼女はびくともしない。逆に床に引き倒され
てしまう。
 それが合図であったかのように、全員がシンジの身に襲いかかってくる。
「やめて、やめてよっ」
 ズボンが、シャツが、衣服があっと言う間に剥ぎ取られていく。ブリーフだ
けを残したところで、女の子達の手が止まった。
 手足をそれぞれ押さえつけられ、身動き一つできない。
「うわ、はみ出してるよ」
「収まりきらないんだ」
「すごいね」
 女の子達の言うように、ブリーフからは勃起した性器が情けなくその姿を覗
かせていた。
「なんで、なんでこんなことするさっ! やめてよっ! 放してよっ!」
 シンジは半狂乱になって絶叫した。
「往生際が悪いなあ」
「ねえ、あれ使ってあげたら」

478 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/02 16:27 ID:RACcF7SI
「そうね」
 ヒカリが胸ポケットに手をやり、小瓶を取り出した。香水かなにかだろうか。
 それをシンジの顔に吹き付ける。それは教室に満ちている匂いだった。
(これって……)
 精液の匂いと同じであることに気づいて、シンジはえづいたように呻いた。
「う、ううっ」
「あれぇ?」
「気持ち悪そうだよ」
「男の子にはきかないんじゃないの?」
「でもこれ以上騒がれても困るし」
 ヒカリはショーツを引き下ろして、足を抜いた。はっきりと濡れて見えるそ
れを丸めて、
「苦しいかも知れないけど、我慢してね」
 シンジの口に詰め込もうとする。シンジは口をつぐんだが、鼻を摘まれて、
すぐに息を吸うために開いてしまう。
 瞬間、ショーツが口の中に押し込まれた。吐き出そうとするが、それより早
くガムテープで封印されてしまう。
「うぅ、うぅぅ」
 動きも言葉を封じられて、シンジは涙を浮かべた。どうして、こんな酷い目
に遭わなければいけないのだろう。
「あーぁ、泣いちゃってるよ」
「ちょっと可哀想かも」
「でも、碇君のためにしてることだし」
「じゃあ、いよいよご開帳だね」
 女の子達の視線が集まる中、ブリーフが引き下ろされた。
497 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/03 05:22 ID:sbQaZ06X
「うわぁ〜」
「やっぱり、大きいね……」
「でも、まだ生えてないんだ」
「おちんちんだけ大人だなんて、アンバランスで、なんだか可愛いね」
 女の子達から歓声と笑い声が上がる。口々に勝手なことを言われるたびに、
シンジの顔は赤く染まっていく。
 わずかな抵抗として股を閉じようとしたが、逆に思い切り広げられてしまう。
「はは、お尻の穴まで丸見えだよ」
「きれいなお尻。男の子とは思えないねえ」
 なぜ、こんな屈辱的な目に遭わなければいけないのだろう。ペニスが不自然
に肥大化したあげく、ほとんど常時勃起しているような状況に陥り、よりによっ
てそれをクラスメートの女子全員に見せ物にされるなんて。それほどの罪を、
自分は犯したのだろうか。
「まず私が、お手本を見せるね」
 ヒカリがペニスを手に取り、舌を這わせた。快感が電気のように走る。
「碇君は裏筋が感じるの。でも、もっと感じるのが――」
 ペニスがヒカリの口にくわえられる。舌と唇が荒々しく、亀頭を責める。
(あぁ、嫌なのに、嫌なのに……)

498 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/03 05:22 ID:sbQaZ06X
 こんな風に無理矢理陵辱されるなんて嫌で堪らないのに、それならヒカリの
愛撫は不快であるはずなのに、今までと同じに――いや、それ以上に気持ちよ
い。
 もうこの性器は自分の体ではないと、シンジは思おうとした。そうとでも思
わなければ、自我を保っていられそうもない。
 ヒカリの歯が亀頭に軽く当てられた。その刺激で、ペニスは射精してしまう。
 脈打つペニスを逃すまいと、ヒカリは口でくわえたまま手で押さえつける。
射精全てを受け止め、それを時間をかけて飲み下してから、
「ちょっと乱暴にされるのが、好きみたい」
 淫靡な笑みを浮かべ、言う。
「うぅ、うぅぅ」
 シンジは否定しようとしたが、言葉になんてなるはずもない。口の中のショー
ツはもともとの染みと、唾液とでぐちょぐちょになっていた。
「じゃあ、後は順番通りお願いね」
(じゅ、順番通り?)
 嫌な予感がした。まさか――。
「私からね。ねえ、誰か代わって」
「はい、はい、早くしてよね。後がつかえてるんだから」
 シンジの体を押さえつけていた背の高い女の子が、正面に回りペニスの前に屈み込んだ。
508 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/04 07:01 ID:YINTK6FW
「ううぅ」
 ペニスが、ぎゅっと掴まれる。少し、きつすぎる。痛い。
「へえ、出した後なのに勃起したまんまなんだ」
 長身の少女は感心したように言って、ペニスをしごきたてた。やはり、力強
い。
「うぅ、ううぅ」
 呻き声が逃げ場なく、口の中でわだかまる。痛みのためか、快楽のためか――
恐らくは両方だろう。
「おもしろいね。ここを擦るだけで色っぽい顔になっちゃうんだね、男って」
 恥辱と悦楽に上気し、屈辱と苦痛に歪むシンジの顔を見て、少女は愉快そう
に笑った。
 少女がペニスを一舐めする。
「うん、熱い…」
 舌舐めづりして、
「碇ってなよなよしてて、あんまり好きじゃなかったけど、こんなに立派なも
の見せられたら惚れちゃうかも」
 少女は大きく口を開きペニスを深くくわえ込むと、豪快に抽送させた。
 シンジの意思と反して、快楽の波は簡単に高まっていく。どんなに抵抗し、
我慢をしたところで、それはほんの少し射精までの時間を長引かせるだけでし
かない。そう諦めてしまうと、
「うぅっ!」
 ちょうど彼女がペニスから口を離した瞬間に、射精してしまう。勢いよく少
女の顔目がけて、白濁の液が放たれる。
「あっ、あぁっ」
 顔を白く染めた少女は、陶然とした表情を見せた。

509 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/04 07:02 ID:YINTK6FW
「垂れたらもったいないわよ」
 ヒカリが彼女の脇にしゃがんで、頬の辺りに付いた精液を舐め取った。それ
を見た別の女生徒も逆の頬を舐めた。
 これが夢――悪夢でないのなら、狂っている。なにかが確かに、狂っている。
「んじゃ、次はあたしの番だよね」
 今度は逆にクラスで一番小柄な少女が、名乗りを上げた。まだ座り込んでい
る長身の娘とシンジの間に押し入ってくる。
「ほんとおいしそうだね、碇君のおちんちん」
 きらきらと目を輝かせて、少女が言う。
 と、入り口の戸が揺れた。誰かが外から開けようとしたらしい。
 すこし間があってから、戸がノックされる。
「誰かいるの?」
 アスカの声だった。
 シンジだけでなく全員の視線が集まる。
「ねえ、誰かいるんでしょ。開けてよ」
 ノックの音が強くなる。
 そのまま誰も身動きをしないでいると、
「さっさと開けなさいよっ! いるのは分かってるんだから!」
 ノックは、ノックではなくなった。ただ力任せに、戸が叩かれる。
 このままでは戸が破壊されるのではないかと、危惧された最中、
「開けてあげて」
 ヒカリが、戸の近くの女生徒に言った。
「え、でも、いいの?」
「うん、いいから」
 不安げに聞き返す女の子に、ヒカリは再度繰り返した。
 鍵が外されて、戸が開けられる。
519 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/04 16:26 ID:5g0uAJSt
 アスカは、小走りで廊下を駆けていた。
「ああ、もう、この私が忘れ物なんて」
 走りなら毒づく。教室の机の中に教科書を忘れてしまった。別にそのまま入
れっぱなしにしていてもいいのだが、運悪く課題が出ている。シンジが家にい
れば、借りることもできるのだが――
(……関係ないわ、あんなやつ。もう家に入れてやるつもりもないし)
 自然とシンジのことを連想してしまう自分に、アスカは苛立った。しかし、
ここのところのいらいらも、集中力の無さも、あるいは朝鏡の前に立ったとき
の冴えない表情も、みなシンジに原因があるのではないかと思う部分もある。
(気のせいよ、気のせいに決まってる。シンジが近くにいなくたって、ヒカリ
とどうにかなったって――私の心にはなんの影響もあるわけない)
 けれど、そんなことを認めてやるわけにはいかない。
 と、教室の前にたどり着いたアスカは、訝しさを感じで眉根を寄せた。滅多
に――というか、全く使われない廊下側の窓のカーテンが閉められている。中
からは複数の声が漏れていた。
 言い知れぬ不安を感じて、アスカは扉に手を掛けた。そのまま、横に開こう
とするが動かない。鍵が掛けられている。
 胸騒ぎが大きくなる。
「誰かいるの?」
 ノックをしてみるが、返答はない。ただ会話はやんだようだ。
「ねえ、誰かいるんでしょ。開けてよ」
 ノックを速く、強くする。焦りがある。心の奥が早く中に入れと、急き立て
る。
「さっさと開けなさいよっ! いるのは分かってるんだから!」
 アスカは怒鳴って、大きな音を立てて戸が揺れるほど強く、拳を叩き付けた。
これでも開けないなら、蹴り破ってやろうかと本気で思う。
 と、前触れなく鍵を外す音がして、戸が開かれた。
「……」
 唐突であったため、アスカは拳を振り上げた格好で固まってしまった。目の
前には見慣れたクラスメート。中は校庭側のカーテンも閉められていて薄暗い。
それと、すえた匂いがアスカのいる場所まで漂ってきている。
 意を決して中に踏み入れて、アスカは目を疑った。

520 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/04 16:27 ID:5g0uAJSt
 教室の中にはクラスの女子全員が――いや、レイはいない――いて、素っ裸
に剥かれたシンジが床に寝かされ、手足を押さえつけられている。
「なによ、これ……?」
 ただ漏れてしまった言葉、答えを期待したわけではなかったが、
「碇君の精処理をみんなで手伝ってあげてるの」
 ヒカリが――笑顔で――告げてくる。
 え? え? え? 意味が分からない。わけが分からない。いくつもの疑問
符が頭の中に並ぶ。
 頭の中を必死に整理して、どうにかこれが現実があることだけは分かると、
「ふざけないで! どう見たってレイプじゃない! なにやってんのよ」
 アスカはヒカリに詰め寄り、胸元を掴んだ。ヒカリは笑みのまま、冷ややか
にも感じられる視線で見返してくる。
「私、ヒカリがシンジと付き合うって言ったから……」
 アスカは尻すぼみに言葉を途切れさせた。言ったから、なんだろう。今、頭
の中に強く浮かんだのに、忘れてしまった。
「レイプなわけないじゃん。碇君、こー見えても立派な男の子だし、嫌がって
なんてないし」
 声に顔を巡らすと、シンジのすぐ前にしゃがんでいる少女。クラスで一番背
の低い子だ。
 シンジの顔見る。口はガムテープで塞がれ、目元には涙の後、視線は情けな
くアスカに助けを求めている。
「どこをどうみりゃ、嫌がってないっていえんのよっ!」
 一喝したつもりだったが、小柄な少女は全く動じずに、
「ここ、ここ」
 シンジの性器を握った。
「嫌だったらぁ、二回も出した後で、こんなにびんびんにさせてるわけないじゃん」
 初めてまじまじと見るシンジの性器は、確かに猛々しく勃起している。今ま
で三度目撃してしまった時と同じように。長く、太く、硬く、なにより熱そうだ。
「っ!」
 アスカは、少女の頬を張っていた。
「きゃっ」
 悲鳴を上げて少女は倒れる。
544 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/06 20:13 ID:1LCaiPVq
「なにすんのよ!」
 起き上がり猛然と向かってくる少女に、アスカはもう一度手を振り上げたが、
それを叩き付けるよりも早く、
「やめて」
 ヒカリが間に入ってくる。
「でも――」
「いいから」
 納得がいかない様子の少女を、ヒカリがなだめた。
「アスカは今までずっとしたいと思ってたことを、私たちに先を越されてちょっ
と怒っているだけなのよ。 ね?」
 アスカの方に首を振り返らせ、言う。
「なっ!?」
 普段のヒカリからは想像もつかない言葉に、アスカは驚愕した。そんなこと
ない。あるはずない。胸中で繰り返す。
「もう我慢しなくてもいいのよ。好きにしていいのよ、碇君のおちんちん」
「ふざけないで!」
 ヒカリの声を振り払うように、アスカは腕を横に振った。その拍子に、視線
がシンジの性器を捉えた。血管が浮き出て、これでもかというほど膨張してい
る。痛くはないのだろうかと不安になってしまう。
 肉棒――そんな卑猥な言葉が、ぴったりな物体。最初に目撃してしまった夜
は、その形が頭から離れず寝付けなかった。男性器とは皆あんなに大きいのだ
ろうかと思った。二度目に見たときにはリツコに握られていて、その後に原因
を知った。三度目は、ヒカリが顔を精液で白く染めていた。
 怒りが湧いた。リツコが、ヒカリが、シンジが憎かった。それは――
「触りたかったんでしょ、アスカも」
 ヒカリが耳元で囁く。
(さ、触るくらいなら……)
 ふらふらと、体が勝手にシンジの前にしゃがみ込んでしまう。手が伸びて、
ペニスを鷲掴みにした。
547 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/06 20:54 ID:1LCaiPVq
(熱い……)
 皮膚を通して熱が伝わってくる。力を込めてみると、驚くほど硬い。
 鈴口からは透明な滴が漏れ出していた。どうしてか分からないが、その滴が
――そんなものが堪らなく美味しそうに見える。舐めてみたいという衝動が、
急速に大きくなっていく。
 アスカは、シンジの顔を覗いた。彼もこちらを見ていて、視線が交差する。
シンジは目で助けを求めている。嫌々するように首を振っても見せた。
(なによ、馬鹿シンジ。他の女には散々しゃぶらせといて、この私にはさせな
いつもり?)
 アスカは構わず、亀頭に口を着けた。鈴口に溜まった汁をすする。
(甘い……)
 味覚の甘さではなくて、胸の奥に響くようなそんな甘さ。
「あぁーーっ!」
 大声が上がった。あの背の低い少女だ。
「今は私の番――」
「いいの。アスカは、いいのよ」
 文句を言い掛けた少女を、またヒカリが押し止める。少女は、納得できない
様子で頬を膨らませた。

548 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/06 20:55 ID:1LCaiPVq
 夢中で汁を吸うが、もちろんすぐに無くなってしまう。
「もっと出しなさいよ、馬鹿シンジッ」
 もっと味わいたくて、手で陰茎を擦り、もう片方の手で睾丸を揉みしだいた。
亀頭は口に含み、一滴も逃すまいと待ち受ける。
 我慢汁が出てくると、アスカは両手でペニスを掴み絞り出すようにして、そ
れを飲んだ。
(あぁ、美味しい…なんでこんなところからでる汁が、こんなに美味しいのよ……)
 やがて、シンジが苦悶の表情を見せ始める。
「?」
 その直後、口の中でシンジのペニスが爆ぜた。それまでの汁とは違う、熱く
粘っこい液体が口内にぶちまけられる。
 あまりの量にアスカは口を離してしまった。口から出た後にも射精は続いて
いて、アスカの顔に付着する。青臭い匂いが鼻を刺した。
 精液は飲み下しずらかったが、やはり胸に甘さを広げてくれる。痛くてどう
しようもなかった場所を癒してくれるように。
 アスカが荒く息を継いでいると、射精して萎えかけたシンジのペニスが見る
間に復活し、再び天井を向いた。
「なんだ、まだ元気なんじゃない」
 アスカは立ち上がると、ショーツを脱ぎ去った。
556 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/07 15:09 ID:z/6ufWzZ
 シンジの体を跨ぐ。
「ちょっと、ちょっと、本番はみんながフェラした後にするんでしょ? いい
の? ねえ、いいの?」
 後ろで小柄な少女が、ヒカリの制服の袖を引っ張って騒いでいる。ヒカリは
黙ったままだ。
 止められたって、やめるつもりなんかない。今まで、散々のけ者にされたの
だから。
「うぅ、ううぅ」
 呻き声を上げながら、シンジは必死に首を振る。
(ふ〜ん、そんなに私とするのは嫌ってわけ?)
 少しだけ、寂しい気持ちになるが、
(それなら意地でも犯ってやるわよ。なにをしたって私が一番だってこと、教
えてあげるから)
 アスカは逆に意欲を燃やして、シンジのペニスを掴み、狙いを定めて腰を落
とした。
「うぅっ」
「あっ、あぁっ」
 シンジとアスカは、同時に声を上げた。
 秘所が、巨大なペニスに押し広げられる。亀頭を飲み込むのだけでも一苦労
だ。
 痛い。自分の指以外のものを初めて受け入れる秘所が、裂けてしまうのでは
ないかと思える。けれどそれ以上に、このペニスを完全に飲み込まなければい
けないと感じる。
「あぁ、あぁっ、うぅぅっ!」
 アスカは、うなりながら腰を下げ続けた。
 やがてシンジのペニスは、全てアスカの秘所に飲み込まれる。
「はぁ……はぁ……あぁ」
 身体の芯から喜びが湧き上がる。全く異なる体の、男性器と女性器。それが
ぴったりと繋がっている。まるで定められたように。
558 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/07 15:44 ID:z/6ufWzZ
「どうよ、私の中は?」
 見下ろして聞くが、シンジは瞳に涙を浮かべるばかりで答えてくれない。
(なによ、私はこんなに嬉しいのに――嬉しいって体が感じてるのに。あんたは、
なんにも感じないわけ? いいわよ、だったら無理やりにでも感じさせてあげ
るわ)
 アスカは、腰を上下に動かし始めた。
「あ、あっ、はぁっ」
 嬌声が口から漏れる。大きく広げられた膣内が、ペニスに削られる。巨大な
男性器は、感じる部分全てを同時に刺激していた。
「はぅ、馬鹿シンジ…あんたも、もっと気持ち良さそうな顔、しなさいよっ」
「うぅ、うぅっ、ううぅううっ」
 シンジが快感に堪えるように、眉根を寄せる。
「ふふっ、ようやく色っぽい顔になったじゃない」
 アスカはシンジの胸に手を付いて、腰の動きを激しくさせた。こうしている
と、世の中の他のことは全て煩わしいもののように思えくる。ただこうして性
器を結合させるために、自分は生まれてきたのではないかと、そんな錯覚さえ
覚える。
「うぅっ! うぅぅっ!」
 シンジの呻き声が大きくなり、どうにかアスカの下から逃れようともがき始
める。手足を完全に押さえつけられた状態で逃げようもないが。
「なによ、イキそうなの? いいわよ。出しなさいよ。あんたの汚い精液、全
部私の中に出しちゃいなさいよっ!」

559 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/07 15:45 ID:z/6ufWzZ
 アスカは、腰の動きを限界まで早くした。
「うぅうぅぅぅっ!」
 シンジの悲鳴と共に、アスカの膣内に精液が放出される。
「出てる……あぁ、出てるわよ。あんたの精液、私の中に……」
 満たされる。満たされていく。
「全部よ。全部出しなさい」
 告げるが、シンジは滂沱の涙を流している。と、
「ねえ、終わったなら早くどいてよ。私の番なんだから」
 肩に掛けられた少女の手を、アスカは鋭く振り払った。
「嫌よ……」
 血を吐くようにつぶやく。
「え?」
 払われた手を抱いた少女が、怪訝な面持ちをする。アスカの様子の変化に気
圧されたのか、ヒカリの側まで後退っていた。
「これ≠ヘ私のものなんだから、あんた達になんて、指一本触れさせないわ!」
 アスカは、ありったけの声量で叫んだ。
 叫び声が消えた後には、静寂が訪れた。小柄な少女も、他の女子も、ヒカリ
でさえも、もちろんシンジも、一言も発さない。
「ほら、馬鹿シンジ、まだ残ってんでしょ? あんたの玉ん中、空になるまで
するわよ」
 アスカは、ゆっくりと腰の動きを再開させた。
575 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/08 05:04 ID:mJqEyqeK

   ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

「うっ……うぅ……」
 シンジは漏れそうに鳴る声を、必死に抑えた。
 見下ろすと、性器を嬲っているアスカが、意地悪い目で笑っている。
「声、出したっていいのよ。気持ちいいんでしょ? 聞かせなさいよ、女の子
みたいな声」
(出せるはず、ないじゃないか……)
 それを分かっていて、アスカは言っている。トイレの個室の中。それも女子
用――男子用は、アスカに却下された。
「あぁ、出るよ、アスカ……」
 射精するときは言えと、アスカに命じられているので、その通りに告げる。
「いいわよ、出しなさいよ」
「うん…はぁ、うぅぅっ」
 許可を受けて、シンジはアスカの口の中に精液を噴き出させた。
 アスカはそれを飲み干して、口の端から漏れた精液も舌で舐め取った。実に
艶っぽい表情を浮かべる。

576 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/08 05:05 ID:mJqEyqeK
 シンジは、自身の性器が大きさだけでなく、なにか女性を魅了する要素を植
え付けられていることに薄々気づいてはいた。
「ふぅ、やっぱり口だけじゃ物足りないけど、本番するには休み時間は短すぎ
るわね。帰ったら、たっぷりするわよ」
「あ、でも、今日は委員長達と……」
「そっか。泣いて頼むから、一週間に一度だけは、あんたを貸すことにしたん
だったわね。いいわ、とっとと終わらせて帰ってきなさいよ。どうせ、あんた
私じゃなきゃ満足できないんでしょ?」
 自身に満ちた表情でアスカが言う。実際アスカは、誰より強く求めてくれる。
愛情だと、誤解してしまいそうになるほど。。
 もう元の性器に戻して欲しいなんて思わない。求めてもらえることは、なに
よりの幸福だ。それが自分ではなく、自分の性器でしかないとしても。彼女た
ちがシンジのペニスの虜になってしまっているように、シンジもまた――
「ふふ、また大きくなってんじゃない。帰ってからのこと、想像した?」
 快楽の虜になっていた。逃れようがない。逃れたくもない。

636 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/10 15:39 ID:mfL/Y7ui
 朝。部屋に差し込んでくる朝日。小鳥のさえずり。まどろみの中で聞くそれ
は、心地よい。
 シンジは薄目を開けて、枕元の目覚まし時計を見やった。まだ幾分余裕があ
ることに、ささやかな幸福を覚える。
(もうちょっとだけ、寝てよ……)
 暖かく柔らかな毛布の感触を全身で味わう。と、また眠りの中に沈みかけて、
性器が今日はまた一段と硬く勃起していることに気がつく。
(もう、なんで朝ってこうなんだろ。エッチな夢でも見てたのかな。覚えてな
いけど)
 ペニスに熱く、濡れた感覚。まるで舌で舐められているみたいだ。吐息さえ
亀頭に感じる。
(なんて思ってたら、エッチな夢始まっちゃったかな)
 半覚醒の中で、そんなことを思う。
 くちゃくちゃと音さえ聞こえ始め――
「えっ!?」
 そこでようやくシンジは、股間への刺激が現実であることに気づいて飛び起
きた。
 見ると、布団が大きく膨らんでいる。誰かがベットの中に入り込んでいるの
だ。闖入者は、シンジが目覚めたことも知らずにペニスへの愛撫を続けている。
 シンジは、恐る恐る布団をめくった。そこには、
「か、母さん?」

637 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/10 15:39 ID:mfL/Y7ui
 ユイがペニスを口に含んでいた。
「あら、シンジ、おはよう」
 当たり前のように、ユイは笑顔で挨拶してくる。
 驚きと恥ずかしさでどもりながら、シンジは叫んだ。
「な、な、な、なにしてるのさっ!」
「なにって、起こしにきたらシンジ、布団蹴飛ばしちゃってて、それで見たら
おちんちんがパンツからはみ出してるでしょ。あんまり可愛くて、つい、ね」
 のほほんとした顔と声で、母は告げてくる。どういった論理だろう。母は頭
脳は明晰らしいが常識というものが、世間からかなりずれている。そのことは
一緒に暮らし始めて、すぐに分かった。
「い、いいから、出てってよ。目ならもう覚めたから」
 シンジは、いまだにペニスを握っていたユイを、扉の方に押しやった。
「でも、まだ途中よ。苦しくない?」
「いいから、だいじょうぶだから」 
 ユイは扉の間から顔を覗かせ、しつこく聞いてくる。シンジは両手で扉を押
して、どうにか閉めることに成功した。もっとも鍵はないので、離れれば簡単
に開けられてしまうのだが。
「ご飯できてるから、早く降りてらっしゃいね」
「分かったよ」
 扉の向こうから投げ掛けられるユイの声に答えながらシンジは、母の唾液で
濡れたペニスを複雑な思いで見下ろしていた。
645 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/10 16:46 ID:mfL/Y7ui
「遅いわよ!」
 シンジがチャイムの音を聞いて玄関に行くと、腰に手を当てたアスカに一喝
されてしまう。
「まったく、この私がわざわざ迎えにきてやってるってのに、待たせるなんて
どういうつもりよ」
「ご、ごめん」
 シンジは、素直に謝った。
「おはよう、アスカちゃん」
 背後から、母がアスカに挨拶する。
「あ、おはようございます、おば様」
 ユイに気づいたアスカは、それまでシンジに向けていたむっつりした顔を破
顔させた。たいした猫かぶりだと思う。嫌みでなく尊敬してしまう。
「ごめんなさいねえ。シンジったら、おちん――」
 母が、何かとんでもないことを言おうとしていることを悟って、シンジは大
声でそれを遮った。
「わあぁぁぁぁっ!」
 事情の分からないアスカが、目を白黒させる。
「は、早く行こう。学校、遅刻しちゃうよ」
「え、ええ……ちょっ」
 シンジはアスカの腕を取って、玄関を飛び出した。
「いってらっしゃい」
「いってきます」
 送り出してくれる母の声に、シンジは振り返らずに答えた。

646 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/10 16:48 ID:mfL/Y7ui
 家を出て、数十メートルほど進み、
「ちょ、ちょっと、いつまで掴んでんのよ!」
 アスカに言われて、シンジは掴みっ放しだったアスカの腕を放した。母とア
スカを引き離さなければいけないと慌てていたので、普段ならまずしない強引
なことをしてしまった。
「あ、ごめん」
 さらに罵倒されるかと覚悟するが、アスカは、ふん、と短く鼻を鳴らしただ
けでそれ以上なにも言ってこない。
「走るわよ」
 アスカが小走りでかけ始めたので、シンジもそれを追った。ふたり並んで走
る。
「で、どうなのよ」
 走りながらアスカ。
「どうって?」
「お母さんと、一緒に暮らすようになって」
 聞かれてシンジは、顔をすこしうつむかせた。補完計画は、ゼーレの計画、
ネルフの計画どちらとも違う結末を迎えた。その過程で魂だけの存在になっ
ていたユイのような存在は、肉体を取り戻した。
「……アスカは?」
 質問には答えずに、そう返す。
「私は――私は、嬉しいわよ。ママは私を見てくれるし」
 アスカは、どこか遠くを見つめるような眼差しで言う。笑顔ではあるが、彼
女の思いが単純に喜びだけでないのはシンジにも分かった。
「僕も、嬉しいよ。けど……」
 そこで途切れてしまった言葉を、アスカが引き受けてくれる。
「碇司令――あんたのお父さんは、いなくなっちゃったのよね」
「綾波もね……」
 それでふたりとも黙ってしまう。消えてしまった身近な者を、思い出として
語れるほど時は経っていない。
(それにさ)
 と、胸中でシンジは思う。ユイは――シンジの前から消えてしまった時その
ままの彼女は、中学生の母親としてあまりに若すぎるのだ。
683 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/11 04:39 ID:7QLeSrn7
 夕飯を食べていたシンジは、スパゲッティを巻き取っていたフォークの動き
を止めた。どうにも落ち着かない。
 というのも、向かいに座ったユイが両肘をついて、にこにこした顔でこちら
をずっと見つめているからだ。
「美味しい?」
「う、うん……美味しいよ」
 訊ねられて、シンジは正直に答えた。ミートソーススパゲッティもポテトサ
ラダも、派手さにこそ欠けるものの、味は間違いなく一級のものだ。
「そう、よかったわ」
 そう言って、ユイはますます笑みを深くする。その顔を見ていると、シンジ
まで朗らかな気持ちになってしまう。
(こういうのが幸せって言うのかな?)
 母の手料理を食べて、それが美味しくて、好物になって、さすがに毎日よう
にそれをねだるには、自分は成長し過ぎてしまったけれど。それは取り戻すこ
とのできない時――なのだろうか。
「アスカちゃんって、すごく可愛い娘ね」
「え?」

684 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/11 04:39 ID:7QLeSrn7
 脈絡なくアスカを話題に出され、シンジは首を捻った。確かにアスカの容姿
は、誰が見ても美しいと思うだろうが。
「もうキスしたのかしら?」
 飲み込み欠けていたスパゲッティが、あらぬところに入り込む。シンジは、
ごほごほとむせた。
「な、なに言うんだよ。そんなのあるわけないじゃないか……」
 シンジは、母の顔をなるべく見ないようにして嘘をついた。そんなことを母
親に言うのは照れくさいし、命日――実際こうして目の前にいるのだから変な
話しだが――に女の子とキスしていたというのも罪悪感がある。
「あら、誰もシンジとだなんて言ってないわよ」
 ユイはくすりと、声に出して笑う。どうやら鎌を掛けられたらしい。
 彼女は立ち上がり、シンジの側に歩み寄ってくる。
「だってシンジは、まだまだ子供じゃない。こんなに顔を汚して」
 言って、母の舌がシンジの口の脇に付いたミートソースを舐め取った。
「食べ終わったら、お風呂に入るのよ」
 返事をすることもできずに、シンジは台所へ向かうユイの背中を見送った。
なま暖かった舌の跡は、空気に触れてゆっくりと冷えていく。
691 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/11 16:06 ID:xYC60xLL
 湯船に浸かり、シンジはため息をついた。
「母さんたら……」
 ユイは、シンジのことを五歳か六歳の子供だと思っているに違いない。母に
とっては、そこで触れ合いが途切れてしまったのだから、またそこから始めて
いるつもりなのかもしれないが、その間にシンジは成長という変化をしてしまっ
ている。心も、そして体も変わってしまっていた。
 物思いにふけっていると、唐突に浴室の扉が開かれる。そちらに首を巡らせ
て、
「へ…? うわぁぁぁっ!」
 シンジは、今日何度目かの悲鳴を上げた。
「シンジ、一緒に入りましょ」
 ユイが、まったくの全裸で立っている。巨乳とまではいかないまでも、シン
ジの同年代の女子とは比べられない、女の成熟した乳房。股間の濃い茂り。肉
感的な太股。それらに一瞬見とれてしまってから、シンジは制止の言葉を叫ん
だ。
「だ、だめだよ!」
「どうして? 恥ずかしいの? 親子なんだから恥ずかしがることなんてない
のよ」
 諭すような言い方をして、ユイは浴室に足を踏み入れる。
 シンジはユイから視線を背けて、浴槽の水面だけを凝視した。
「ぼ、僕、もう中学生なんだよ」

692 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/11 16:06 ID:xYC60xLL
「でも、私の子供だってことには変わらないでしょ?」
 耳元で聞こえる声に、横目で見ると、母がしゃがんだ状態でこちらを覗き込
んでいる。至近距離にある胸に、どうして目がいってしまう。柔らかく弾力の
ありそうな乳房と、果実のような乳首。
(せ、せめてタオルで隠してよ……)
 目眩を覚える。耐えられそうにない。
「出てってよ……」
 また母から視線を逸らして、言う。
「え?」
「こっから、出てってよ」
 聞き返してくるユイに、視線は向けないまま繰り返す。
「あら、シンジは裸の母さんを追い出すつもり?」
 おどけた母の声。
「いいから出てってよ! 変だよ、母さん」
 シンジは怒鳴ってしまっていた――水面を見つめながら。
「シンジ……」
 驚いたようにユイがつぶやく。立ち上がり、扉の取っ手に手を掛けた。
「ごめんなさいね」
 寂しげな声を残して、母は浴室を出ていった。
 シンジは浴槽を――その中で勃起してしまっている性器をじっと見つめなが
ら、苦しげに息を吐いた。鼓動が高く、高くなっていく。

710 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/12 05:07 ID:lX0b0AGc
 シンジは、いらいらと寝返りを打った。ベットに入って、もう三十分も経った
だろうか、まるで寝付けない。
 目を閉じていると、浴室で目撃してしまったユイの裸体ばかりが浮かんでく
る。考えまい、考えまいとするのだが、そうすると余計に細部まではっきりと
思い描いてしまう。
(きれいだったな……母さん)
 色白で、染みなんか一つもなくて、それになんだろう見ているだけでドキド
キして――つまりは堪らなく魅力的だった。
 無意識に股間に手が伸びそうになるのを、シンジはすんでのところで止めた。
性器が勃起してしまうのは、しかたがない。生理現象なのだから。けれど、
(母さんをおかずにするなんて、最低じゃないかっ)
 それは絶対に許されない。その思いだけで、必死に堪える。
(そうだ。羊でも数えよう)
 羊を数えて気持ちよく眠れた記憶というのはどうにもないのだが、藁にも縋
る心境で数えてみる。
 五十を過ぎた頃、カチャ、と取っ手の下げられる音がした。きぃっと、ドア
がゆっくりと開かれる。
「シンジ、起きてる?」
 抑えた、ユイの声。

711 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/12 05:07 ID:lX0b0AGc
 シンジは目を閉じたまま、答えずに眠ったふりをする。浴室でのことで、ど
うにも気まずい。
 近づいてくる足音。数歩で止まる。
 見下ろされているのだろうか、間近に気配を感じる。シンジは、なるべく自
然に見えるように呼吸することに労力を注いだ。
 唐突に布団がめくられ、危うく身じろぎしてしまいそうになる。
 身動きできないでいると、ユイは布団の中に入ってくる。
(な、なんでぇ!?)
 混乱するシンジの体に、ユイの体が触れる。シングルベットだから当然だ。
 柔らかな匂いが鼻孔をくすぐった。心が落ち着いていく。
(これが、母さんの匂い……?)
 さわさわと頭が撫でられる。
 シンジは、なんだか涙が出そうになってしまった。懐かしい。
 母の記憶なんて、ほとんどない。けれど、脳じゃなくて、鼻や肌――体が記
憶していて、懐かしくて嬉しいと訴えている。
 シンジは、そっと薄目を開けて、
「なっ」
 目の前にある、ふくよかな胸に驚きの声を上げてしまっていた。ブラさえも
していない生の乳房が、たった数センチの空間を挟んである。
747 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/13 04:04 ID:31yLU2ph
「タヌキ寝入りは、もうお終い?」
 微笑して、ユイが言う。
「し、知ってたの……?」
「ふふ、もちろんよ。シンジはね、寝たふりをするとき一生懸命口を閉じよう
とするから、顎に小さいしわができちゃうのよ」
 母の言葉は、ほとんど耳に入ってこない。シンジは、乳房から目が離せなく
なっていた。
「どこを見てるのかしら?」
 聞かれて、ぎくりとする。意地の悪い質問だ。瞬きすらも忘れて見入ってい
たのだから、どこを見ていたかなんて分かり切っている。
「か、母さんが、そんな格好でいるから……」
 シンジは、弱々しく言い訳した。
「シンジは、こんな変≠ネ母さんは嫌い?」
 母は笑っているが、きっと浴室から追い出したことを根に持っている。言い方が嫌みだ。
「嫌いじゃないよ……」
 母の顔からも胸からも目を逸らし、自分の体を見下ろすように顔を俯かせて
答える。嫌いなわけない。むしろ好きで――だからこそ困る。
「じゃあ、好き?」
「う、うん」
 シンジは顔を赤らめて、うなづいた。
 ユイが身を乗り出してくる。
「ちゃんと言って」
 親子の情というのは、当たり前のこととして胸の内に秘めているもので、言
葉に出して確認するものではないのではないかと思うが、言葉にしなければユ
イは収まりそうもない。しかたなくシンジは顔の紅潮を濃くして、消え入りそ
うな小声で言った。
「す、好きだよ」
「え? 聞こえない。男の子でしょ。もっとはっきりと、大きな声で言いなさい」
「母さんのこと好きだよ!」
 ダメだしをされて、シンジは自棄気味に叫んだ。すーっと、腕が伸びてきて、
「私もよ、シンジ。愛してるわ」
 シンジは母の胸に強く抱きしめられていた。苦しいほどに乳房に顔を押し付けられる。

752 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/13 15:53 ID:31yLU2ph
「く、苦しいよ、母さん……」
 呻くが、ユイは放してくれない。むしろ、その力は強まった。
「ごめんなさいね。あなたを一人にしてしまって」
 胸の弾力、母の体臭、それらをむせ返るほど感じる。
「寂しかった?」
 言って、ユイが腕の力を緩めた。
 母の顔を見上げる。ちっとも寂しくなんてなかった、平気だった、そう強が
ろうかとも思った。けれど、そう言えるほど自分は成長できていない。
「うん……」
 噛みしめるように頷く。母が消えて、父に捨てられて、長い間――本当に長
い間、ずっと、ずっと、一人だった。自分の居場所なんて、どこにもなかった。
「がんばったわね。ご褒美あげなくちゃね」
 母が頭を撫でる。なぜだか無性に嬉しい。
「おっぱい触っていいわよ。ずっと見ていたんでしょ?」
「えぇっ」
 シンジは、たじろいだ。いくら母が許可してくれたからと言って、乳房を触
るだなんてできない。拒否しようと思うのだが、
「さあ」
 促されると、手が上がってしまう。どうせ今、散々顔に押し付けられたのだ
しと、言い訳まで浮かんでくる。
(触るだけ…触るだけ……変な気持ちじゃない)
 心の中でそう繰り返しながら、手の平を母の乳房に触れさせる。
「柔らかい……」
 まるで吸い付いてしまいそうだ。そっと揉んでみる。
(すごい…気持ちいい……)
 堪らない心地に、シンジはもう片方の手も乳房に伸ばしてしまっていた。夢
中で母の胸を揉みしだく。
「ふふっ」
 母の笑い声が聞こえる。
 乳房の感触を堪能したシンジは、次にその中心の突起を摘んだ。
「おませさんね、シンジは。そんなところを弄るなんて」

765 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/14 03:42 ID:cp2IpdAE
 乳首――すこし大きいだろうか――を指で転がす。こりこりと音がしそうな
触り心地だ。
「あはっ、今度は母さんが、ご褒美をもらう番よね」
「え?」
 自分が母にあげられるものなどあるだろうかと疑問に思っていると、布団が
取り去らわれてしまう。
「……っ!」
 絶句する。ユイは、ショーツもはいていない。
 ユイはシンジに背中を見せる向きで、体を跨いだ。
「あらあら、朝でもないに元気なのねえ」
 止める暇もなく、ブリーフを下ろされてしまう。そして、次の瞬間にはペニ
スが暖かく濡れた空間に飲み込まれていた。
「あっ、あぁぁっ」
 快楽に声が漏れる。母は、舌の動きとは思えぬほど巧みにペニスを刺激して
くる。
「気持ちいい、シンジ? だったら母さんのことも、気持ちよくしてね」
 母の腰が向かってきて――
「あ、うぅっ」
 顔に秘所を押し付けられてしまう。見てはいけない気がして、シンジは瞳を
閉じた。
(こ、こんなのって……)
「さあ、お願いよ」
 ユイは甘い声で囁く。けれど、
(できないよ。母さんのを…舐めるだなんて、できるわけないよ)
 そこはシンジが生まれてきた場所。神聖で、神秘的で、この世でもっとも侵
してはならない場所。
「気持ちよくしてくれないの? それじゃあ、シンジのことも気持ちよくして
あげられないわよ」
 それまで続けられていたペニスへの愛撫が、ぴたりと止んでしまう。
「うぅぅっ(そんなぁ)」
 切なさで、シンジは呻いた。自分で手を伸ばしてすることもできない。

767 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/14 04:28 ID:cp2IpdAE
 理性を総動員して必死に耐えるが、時々思い出したように亀頭に舌が這わさ
れる。
(な、生殺しなんて酷いよ……)
 さらに、
「ほら、母さんのこと気持ちよくして」
 腰が動いて、顔面に秘所が擦りつけられる。むっとした独特の匂いを感じる。
恥毛も顔に触れるが、母のそれは柔らかく不快ではなかった。
(も、もうだめ……)
 シンジは目を開けて、眼前にある肉の割れ目に舌を這わせた。
「あぁっ、そう…そうよ、シンジ」
 すると、シンジのペニスも、ユイに根本から一舐めされる。
「あぁっ」
 気持ちいい。その快感が欲しくて、また秘所を舐める。
 ペニスが刺激される。
 また舐める。
 ペニスが気持ちいい。
 快楽欲求に急かされて、だんだんと舌の動きは速く激しくなっていく。
 いつの間にかユイの秘所からは、愛液が漏れ始めていた。
「これって……濡れてるってこと?」
「そうよ、母さんが気持ちよくなってる証拠よ」
 自分の舌が、母を感じさせている。その背徳的な事実は、心を芯から興奮さ
せる。
 高まっていく快楽の中で、割れ目の上部にある突起に目が止まる。それはま
るで何かのボタンのように意味ありげに、シンジの瞳に映った。
 本能でなにかを感じて、肉の時を甘噛みする。瞬間――
「あっ! あぁーーーっ!」
 体を仰け反らせながら、ユイが享楽の叫び声を上げた。
 と、同時、シンジの顔面に、秘所から音を立てて液体が浴びせられた。

769 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/14 05:39 ID:cp2IpdAE
 びしょ濡れになったシンジは、なにが起こったのか理解できず、ただ呆然と
目をしばたかせた。
「はぁ…はぁ……始めてで潮を吹かせちゃうなんて、シンジはきっと女泣かせ
になるわね」
 ユイが向きを対面に変えて、息荒く言う。その顔が近づいて、濡れたシンジ
の顔を舌で拭った。
 掛けられた愛液の匂い、付けられた唾液の匂い。それらに包まれていると、
ますます頭がぼぉーとなってくる。
「あら、ごめんなさい。シンジは、まだ途中だったわね」
 ユイは身を引いて、腰を浮かせた。まだ直立したままのシンジのペニスに狙
いをつけて――
「なっ、だ、だめだよ、母さんっ!」
 シンジは意識を覚醒させて制止の声を叫んだが、母の腰の降下は止まらない。
 あっさりと――本当に実に簡単に、ペニスは母の秘所の中に消えてしまう。
入るのは容易だったが、
「ふふっ」
 ユイが微笑すると、膣が収縮する。

770 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/14 05:39 ID:cp2IpdAE
「あぁっ、うぅぅっ」
 ペニスが肉の壁に締め上げられる感触に、シンジはよがり声を漏らしてしま
った。
(ごめんなさい、神様。ごめんなさい、父さん。ごめん、アスカ)
 胸の内で強く謝罪する。なぜアスカにまで謝っているのか自分でも分からな
いが、謝らなくてはいけないとどこかで感じていたのだと思う。
 これは禁忌だから、すぐにやめなくてはいけない。けれど、体の上でユイが
身を踊らせると、シンジは快感に震えてしまう。
「シンジ、気持ちいいでしょ、母さんの中?」
 母が腰を動かして、ペニスを刺激する。
(僕は悪くない……)
 悪いのは母さん。
(僕は変じゃない……)
 変なのは母さん。
 そう思うのは簡単だ。けれど、自分を誤魔化せない。
 なぜなら自分は、母の動きに合わせて腰を突き動かしてしまっている。
(悪いのは僕……変なのは僕……?)
 その罪悪感さえ、快楽の渦の中では媚薬ように作用する。

785 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/14 16:06 ID:EAxIuEXU
「あうぅ、あぁぁっ」
 恥ずかしい嬌声が、シンジの声から漏れた。人にとって耐えられないのは痛
みではなく、快楽だと思い知る。
「あぁっ、出ちゃう、出ちゃうよぉ」
 絶頂を間近に感じて訴えるが、
「いいわ、出しさない。あなたの生まれた場所に、あなたの精を」
 驚いたことに母は事も無げに、告げてくる。
「そんな――あぁ、あぁぁぁぁっ!」
 逃れようともがくが、膣内がきつく締まりシンジは射精してしまう。
「あぁ、出てる……精液が…母さんの中に……」
 快楽と罪悪が入り交じって、心を根底から乱していく。
(なんてことしちゃったんだろ……母さんと、セ、セックスして、中に出しち
ゃうなんて……)
 タブーを犯した罪の意識に、目の前が暗くなりかける。しかし、
「ふふっ」
 シンジに跨り微笑するユイの裸体は艶やかで、あまりに魅力的で――母では
なく女の肉体だった。その姿を見上げていると、
「? シンジったら」
 射精して一度萎えたペニスが、また大きさを取り戻してしまう。

786 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/14 16:06 ID:EAxIuEXU
「まだしたいの?」
 母の問いに、シンジは――無意識と意識の狭間で――返事をする代わりに腰
を突き上げた。

 二度目の性交が終わって、シンジは狭いベットの中でユイと身を寄せ合いな
がら横になっていた。ふたりとも全裸だ。
 もう眠っているユイの顔を見る。
「母さん……」
 つぶやいて、シンジはユイの胸に顔を埋めた。
 先ほどまで女として満たしてくれていたユイに、今は母としての温もりを欲
する。酷く勝手だと思う。
(なんでなの、母さん?)
 なぜ母は自分に性行為を行うのだろう。愛してくれていて、彼女にとって母
性愛と性愛は等価なのだろうか。それとも――あまりというか、絶対に考えた
くないのだが、ただ淫らなだけなのだろうか。案外なにも考えていないという
のは、ありそうだったが。
「分からない……。けど、今は母さんでいて」
 そう願って、母の胸の中でシンジは眠りを迎えた。


846 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/20 05:49 ID:8MOvtUAr
 罪を犯したなら、償いをしなくてはならない。それは当然で、当たり前で。
 けれど、その償いが罪と等価になって、贖罪がなされるのはいつなのだろう
か。決めるのは誰なのか。法か、神か、被害者か、加害者の良心か。法の範疇
でなく、神は不在で、被害者の許しも得られず、良心が痛んだままであれば、
償いは永遠に続くのだろうか。
 シンジは白い扉の前に立って、逡巡を繰り返していた。意を決してノックし
ようと上げた手も、途中で止まってしまう。
「はぁ……うぅ」
 真綿で首を絞められるような息苦しさに喘ぐ。胃がきりきりと痛んだ。部屋
の中に入りたくないと、体が訴えている。
 逃げたい。逃げ出してしまいたい。
(けど、駄目だよ……逃げちゃ駄目だ)
 シンジは、唇を強く噛みしめた。
 震える手で、ゆっくりと二回扉を叩く。
「どうぞ」
 すぐに少女の声で、応答がある。
 シンジは無理矢理に笑顔を作って、扉を開けた。
「こんにちは」
 白いカーテン、白い天井、白いシーツ。そこは病室だった。
「今日も来てくれたんやね」

847 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/20 05:50 ID:8MOvtUAr
 ベットの中で上半身を起こした少女が、出迎えてくれる。大きめで黒目がち
な瞳、小さいがよく動く口、鼻筋はやや低め。総じて快活そうに見える。だか
らこそ、頭部に巻かれた包帯が余計に痛々しく映った。
「……具合どう?」
 ベッドに近づきながら聞く。
「うん。ええ感じに治っとるって。うち、生命力強いんやろな。先生も驚いとっ
たわ」
「そっか。良かった」
 心底そう思う。早く退院できるまでに回復して欲しい。トウジも喜ぶだろうし。
「シンジさんが、こうして見舞いに来てくれとるからかも」
 少女に見つめられて、シンジは顔を逸らした。
「そ、そう……? そうだ。ケーキ買ってきたんだ。食べる?」
 お土産に持ってきた包みを開こうとするが、
「おおきに、嬉しいわ。けど、今はええわ。それより、何か忘れてへん?」
 断られてしまう。言葉はやんわりとしているが、その瞳が一瞬鋭くなる。シ
ンジは、心臓を小さく跳ねさせた。
「え……うん……」
 シンジが少女の傍らに立つと、彼女は瞳を閉じた。
 少女を見下ろして息を飲む。数秒躊躇って、シンジは顔を降下させた。

864 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/21 00:47 ID:CHOcZPSA
 唇と唇が重なる。
 ここは病院の病室で、口づけをしている相手はまだあどけない少女で、さら
には親友の妹だ。次々に嫌悪感が襲ってくる。心が壊れてしまいそうに強く。
(しかたないよ……この子が、そう望んでるんだから……)
 これは償いだから、苦しくても耐えなくてはいけない。そう自分を誤魔化す。
 そもそも最初にここを訪れた時、彼女の「キスして」という言葉に、どうし
て素直に従ってしまったのか。「冗談だよね」笑ってそう言えば、それですん
だ話しだろうに。後悔している。でももう、どうにもならない。
 少女が瞳を開けて、催促をする。
 シンジは舌を、少女の口中へと差し入れた。少女の舌が絡みついてくる。暖
かく、柔らかく、濡れている。
 唾液が舌を伝って、少女の口の中へ流れて行く。
 少女の瞳がもういいと合図するまで、シンジは――なるべく何も考えないよ
うにしながら――舌を動かし続けた。
「へへ、だんだん巧くなってきとるね。誰か他の人と練習でもしとるん?」
「そ、そんなこと…してないよ……」
 唾液を拭いながら聞いてくる少女に、シンジは目を伏せて答えた。顔を直視
できない。自分は、年下のこの少女に明らかに気圧されている。
「ふ〜ん、そうなんや。なら、次はいつものして見せてや。ここに居ると退屈
でしかたないねん」
 少女は笑顔――年相応の無邪気な笑顔をして言う。しかし、これからいつもの
をしなくてはいけないシンジには、残酷な笑みに見えた。

866 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/21 01:22 ID:CHOcZPSA
 腹の底から深い溜め息が吐き出されて、体が固まってしまう。拒否はできな
い。けれど、実行するのも躊躇われた。
「なに、ぼぉっとしとるん? はよしてや。それとも、もううちの言うことは
聞いてくれへんの?」
 少女の声が大きくなる。
 シンジは、すぐにベルトに手を掛けた。少女を怒らせたくない。
「す、するよ。だから、待って」
 ベルトを外して、ズボンとパンツを下ろす。露わになった下半身は、なるべ
く見ないようにしたが、
「あれ〜、なんでもう大きくなっとるん? キスだけで感じてしまったん? 
それとも、見られること期待してたん?」
 性器が半ば勃起してしまっていることは、感覚で分かっていた。
 シンジは何も反論できずに、見せ物になるためにペニスを握った。
「気持ちよくなって見せてや。けど、勝手にいったらあかんよ」
 シンジは、陰茎を手で擦り自慰を始めた。目を閉じて、想像の中ですること
ができれば楽なのだろうが、少女はそれを許してくれなかった。
 自慰の最中は、ずっと少女の姿を見ていなくてはいけない。少女は必死にペ
ニスをしごきたてるシンジの前で、寝間着とシャツを脱いだ。まだブラジャー
も必要としない、ほとんど平らな胸が姿を現す。
 無垢なものを汚す、嫌悪感と罪悪感が胸を締め付ける。と、同時に、言いよ
うのない興奮も沸き上がっていた。
「気持ちええ?」
「うぅ、うん、気持ち、いいよぉ。はぁっ」
 絶頂が近づいて、シンジの嬌声は高くなった。
 後、二、三度擦れば射精できるという所で、
「ストップ」
 少女が、冷酷に命令を下す。
「えぇ、うぅ、そんな……」
 シンジは目前でお預けをされた切なさに呻いたが、手は命令通りぴたりと止
まっていた。

870 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/21 15:49 ID:hXlLlI+J
 ペニスが萎え始めると、また擦ることを強要される。
 そして、また絶妙のタイミングで止められる。
 それらが繰り返されること、三度。
「あぁ…あぁぁ……」
 思い切りペニスをしごいて、射精したい。このままでは狂ってしまう。けれ
ど、逆らえない。この幼い少女に逆らうことができない。
 きっと自分には弱さがあって、彼女に強さがあったから、こんなことになっ
てしまっていると、そうシンジは思う。
「あは、切ないそうな顔やね。もう少しやったのにね」
 少女は、愉快そうに笑った。声や表情から射精の感覚まで把握されてしまっ
ている。
「いきたいん?」
「う、うん……」
 甘く囁く少女に、シンジは何度も首を縦に振った。
「どないしたら、いけるん? うち、子供やから分からへんわ」
 少女は、とぼけた調子で言う。シンジは少女の意図を悟って、淫語を使い懇
願した。
「……お、おちんちんを思い切りしごかせて下さい……汚い精液を出させて下
さい……」
「あははっ、そんなにおちんちん触りたいん? ふふ、うちみたいな子供にお
願いして、恥ずかしくないん、ねえ?」
 心底楽しそうに、少女は笑った。屈辱だった。恥ずかしかった。けれど、そ
れ以上に射精がしたい。
 そのためにシンジは嘲りに耐え、許可を待ったが、
「あかんよ」

879 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/22 05:53 ID:jQroZ0hB
 少女は冷酷に、シンジに宣告した。
「そ、そんな……」
 あまりのことに言葉が続かない。シンジは、ただ目で少女にすがった。
「そうやね。このままちゅうのも可哀想そうやし。ピンク色した先っちょだけ
やったら、触ってもええよ」
 亀頭部は剥けたばかりで、自分でもまだほとんど触ったことがない。指でそっ
と触ってみるが、刺激が強過ぎて痛いとしか感じられなかった。
「こう、手の平を濡らしてから、撫で回すとええよ」
 手の平を舐める仕草をして、少女が言う。
 シンジは、言われた通りに手の平を舌で舐めて濡らし、亀頭に押し付けて回
転させた。濡らしたお陰で、摩擦での痛みは感じない。陰茎を擦って得られる
快感とは別の――より、鋭敏な快楽が脳を刺激する。
「あっ、ああぁっ」
「もっと強く、早く!」
 回転のスピードを上げ、強く押し付ける。気が付くと鈴口からは、先走りの
汁が止めどなく溢れている。自分でも目を疑う量だ。それがまた潤滑油となっ
て、快感を加速させる。
「あぁっ、すごい…気持ちいいよぉ……」
 今までの陰茎を擦るだけの自慰よりも、遙かに気持ちいい――気持ちいいの
だが、いくら亀頭を撫で回しても、快楽が募るばかりでいくことができない。
慣れていないせいだろうか。シンジは半ば無意識に、もう片方の手で陰茎を擦っ
てしまっていた。瞬間――
「あぁぁぁぁっ!」
 シンジは絶叫した。
 尿道口に、綿棒が突き入れられている。
「なに勝手しとるん? 触ってええのは、先っちょだけやゆうたやんか」
 少女は言葉と共に、綿棒をさらに奧へと押し込んでくる。
「あ、あ……あぁ……」
 痛みで声が出せない。
「なあ、なんでうちはこんな退屈な部屋におらんといかんの? 学校へも行け
へん。家にも帰れへん。いったい、誰のせいやったかな!?」

880 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/22 05:54 ID:jQroZ0hB
 少女の激昂した表情と、言葉が胸を締め付ける。恐らく、これが少女の本心
だろうから。綿棒は、もう半分以上が隠れてしまっている。
「ぼ、僕のせい……ごめん……ごめんなさい……」
 涙が滲んでしまう。痛い。こんな痛みは生まれて初めてだ。
「せやろ? なんでも言うこと聞いて、うちの退屈紛らわしてくれる言うから、
堪忍してるんやで。忘れてへんやろ?」
 確かに最初の見舞いの時に、シンジはそう言った。けれどそれは、話し相手
になるとか、遅れてしまっている勉強を教えてあげるとか、そういった意味だ
ったはずだ。少なくとも、少女の目の前で自慰をするつもりなんてなかった。
「う、うん……」
「じゃあ、そのままオナニーの続きしてや」
「えぇっ……そんな…無理だよ……」
 綿棒を刺したままでなんて、痛くてとても感じることなんてできない。
「おちんちんしごきたかったんやろ? いきたいんやろ? なにわがまま言う
とんねん」
 少女が、綿棒の先を指で弾く。激痛が走った。
「あうぅっ……お願い、許して……他のことだったら、なんでもするから……」
「根性あらへんなぁ。まあええわ、痛がって泣いてるとこ見てもおもろないし」
 赦免の気配を感じて、シンジはほっと胸を撫で下ろした。しかし、すぐに少
女が甘くないことを思い知らされる。
「でも、取るのに手は使ったらいかんよ」
「で、でも、それじゃどうやって……」
 手を使わずにとる方法なんて、シンジには思いつかない。
「腰でも振ったら、取れるんとちゃう」
 少女の口から出たのは、あまりにふざけた答えだった。馬鹿にするにもほど
がある。けれど、
(しかたない……しかたないんだ。怪我をさせたのは、僕なんだから……)
 どんな滑稽なことでも、罪を許してもらうためにはするしかない。
 シンジは、腰を思い切り前に突き出した。ペニスが上下に跳ねる。綿棒が中
で擦れて痛い。
「あはは、ほんとにやっとるわ。阿保ちゃうか?」

881 :微熱 ◆DIO.JVXsqE :03/05/22 05:55 ID:jQroZ0hB
 侮蔑の言葉が少女から投げ掛けられる。恥辱、羞恥――そんな言葉では表せ
ない。人格が崩壊してしまいそうなほどの辱めだ。
 綿棒は狭い尿道にはまってしまい、なかなか出てこない。
「ほら、もっときばりいや」
 さらに強く腰を振ることで、どうにか徐々に綿棒が外へ出ていく。
「おもろい、踊りやなぁ。ほら、もう少しで取れそうやで」
 後もう少しというところで、膨らんだ綿の部分が引っかかってしまう。
 シンジは、一度振り上げたペニスを思い切り振り下ろして、ようやく綿棒を
外した。
「ふふ、笑わせてもろたわ。もう好きなようにしてええで」
「あ、ありがと……」
 許可を得て、シンジは自慰を再開した。亀頭と陰茎を同時に刺激する。
「あぁ、あぅぅ、うぅっ」
 何度も寸前で止められていたために、すぐに絶頂が訪れる。
「いくぅ、いっちゃうよぉ!」
「ええで、思いっきりいきや」
「あぁぁっ! あぁぁぁぁぁっ!」
 シンジは、病室の床に精液を撒き散らした。
「あらら、ずいぶん溜め込んでたみたいやね。臭うと嫌やから、はようきれい
にしてや」
 シンジは、言われるままに四つんばいになって床に落ちた精液を舐め取った。
興奮と恥辱で、もう正常な思考ができない。言われたことには従う。それが一
番簡単だった。
 床の掃除を終え、帰るために衣服を整える。
「また来てや。他に来てくれるん、お兄くらいしかおらへんし」
 笑顔で、少女が言う。今日も、許しは得られなかった。
「うん……じゃあ、またね」
 背を向けて出口に向かう。と、後ろから声を掛けられる。
「あ、そうや。お兄と先生が話しとるの聞いてしもうたんやけど、うちの傷な、
痕が残ってしまうんやて」
 振り返った、表情が凍る。この贖罪が永遠に続くことを、シンジは悟った。


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